【ハートを磨くっきゃない/TOKIO】ストレートな想いが描かれた歌詞を解説！収録アルバムも紹介♪

＜ハート＞というとピンクのハートマークなど女の子のためのマークのようなイメージもあります。

しかし、ロックな音楽に乗せられた＜ハートを磨くっきゃない＞というメッセージは、はじめて本当の恋をした男の子のような印象があります。

「ハートを磨くっきゃない」で歌われる＜ハート＞は"心"のこと。

自分の心を磨き誰よりもいい男になって、あの娘のハートを＜射止めてやる＞！そんな意気込みを感じます。

出逢った頃は友人同士だったのでしょうか。

これまで本当の恋を知らなかった男の子は、なぜ＜アイツ＞の前では普段の自分でいられないのかわからずにモヤモヤしていたのかもしれません。

 ＜やるじゃんなかなかやるじゃん　やるじゃんアイツ＞"何をやっても、なかなかあの娘にはかなわない……。"という悔しさも感じられます。

＜バチバチッと火花飛ばしてみるか＞とか＜勝負はついた＞という表現だけ耳にしたら「ライバル宣言？」と勘違いしてしまいそうですね。

だけど本当は＜恋のはじまり＞でした。＜知らずに＞恋に＜落ちていた＞んです。

まるで自分の本当の気持ちを見透かしているかのような＜アイツ＞の瞳。その＜目＞を通して＜僕＞は自分の気持ちに気が付きました。

やさしい瞳はあまりに＜素敵＞で＜僕は＞心を射抜かれてしまったのですね。

もう＜本気で＞＜ハートを磨くっきゃ＞ありません。＜アイツ＞に魅力に思ってもらえない自分のままでは＜悔しいから＞。

＜はじめて一途にこの胸が熱いよ＞男の子のストレートな恋心が溢れているサビですね。

誰だってそうかもしれませんが＜アイツ＞の心は＜いつも＞＜闘ってる＞ように、抱え込んでいるものがあるようです。

恋人同士だったらまだしも、ただのクラスメイト程度の関係では、心に抱えているものを打ち明けたりしませんよね。

＜流れる雲＞を見つめながら＜アイツ＞は何を考えていたんだろう……。

＜僕＞は＜アイツ＞の心の暗闇を受け止めたいけど、まだそんな関係ではないとわかっています。

だから＜肩を抱きたい＞気持ちを＜こらえてそばにいる＞んですね。

気持ちの正体がわからず火花を飛ばそうとしていたときから比べると、少し大人になった少年の姿がここにあります。

だけどまだまだ＜アイツ＞の方が一枚上手。もんもんとしている＜僕＞は、反対に慰められてしまったようです。

それでも＜アイツ＞に＜ほんの少し　近付いた＞ような気持ちになれました。

いつか、本当に気持ちを許し合えたときは、君の心の内を明かして欲しい……。そんな切ない想いが読み取れる歌詞です。

＜アイツ＞が心を許せる相手になるためにも＜ハートを磨くっきゃない＞！

遠い＜未来＞かもしれないけれど＜アイツを包んで＞やれる＜最高＞の男になるためにも、自分を高める努力をするしかありません。

「ハートを磨くっきゃない」は、好きな相手に認めてもらうために自分をもっと高めていく！もうそれしかない！という一途な気持ちがアツい歌詞ですね。

「ハートを磨くっきゃない」で歌われている男の子のストレートな恋心は聴く人の心を掴みます。

メロディから感じられる、ちょっとツンツンした挑戦的なテイストは90年代のジャニーズならでは。TOKIOの4thシングル「ハートを磨くっきゃない」。おすすめの1曲です！