4月のマーチ（Awesome City Club）の歌詞を解釈！ノリノリでガーリーな詞が脳内を巡る！

MV「4月のマーチ」の 1:10 辺りで始まるストップモーションアニメーション。

名前は知らなくてもこうした演出を目にした読者もいるでしょう。

ストップモーションアニメーションの撮影はとても手間がかかります。

まず、アニメーションと同じように静止画（写真）を撮影します。

次に一枚目から少し進めた動作の静止画を撮影します。

この二つを繰り返すことでアニメーションを完成させるのです。

要は教科書の端に書いて遊ぶパラパラ漫画と同じ要領です。

授業中に熱中しすぎて先生に怒られた人もいるでしょう。

そのため、普通にビデオを回すより手間も時間もかかります。

それをモノではなくヒトで再現したAwesome City ClubのMV。

「4月のマーチ」作成スタッフの苦労が伝わってきますね。

ストップモーションアニメーションはアニメ「ひつじのショーン」がパイオニアです。

英国のアニメでニヒルな笑いを誘う羊が主人公です。

それらの影響を受けて映画の都・ハリウッドなどでも制作する監督が現れました。

アニメ「ひつじのショーン」は日本では馴染みが薄いです。

しかし、イギリスでは有名で子供ならほとんどが知っています。

日本でいうアニメ「アンパンマン」のような存在です。

この「ひつじのショーン」と同じ撮影方法でMV「4月のマーチ」も撮られました。

ただ、「4月のマーチ」ではヒトが撮影対象になっているのでさらに大変です。

撮影している間は止まっていなければいけないのですから。

モノを対象にした場合と違った労力が必要です。

こうした地道な作業を経て、MV「4月のマーチ」は撮影されているのです。

マーチは英語の三月ではありません。

仮に三月だとすると「四月の三月」という意味不明なタイトルになってしまいます。

それならば、”春”とすればいいだけです。

よって、マーチは”行進”という意味になります。

英語のスペリングも三月の”march”と全く同じなので混同しやすいですね。

もっとも三月の場合は頭文字が大文字になりますが…。

よく聞くと、MV「4月のマーチ」のイントロが行進曲風になっています。

明確な目的のある場所へ向かうのだという雰囲気が伝わってきます。

一年の始まりを表す快活な曲ではないでしょうか。

春、桜、入学式。

新しい匂いがプンプンしますね。

”先生”や”教室”という歌詞から主人公は学校に通っています。

思春期がテーマなので中学、または高校でしょう。

”騒がしい教室は嫌い”の部分から学校から飛び出す衝動に駆られています。

土曜のよく晴れた日に遠くへ行ってしまいたいと思った学生もいるでしょう。

同じ先生、同じ黒板、同じ授業から逃げ出したくなる日が一日ぐらいあるものです。

”ハーイ”と挨拶していることから一度は上履きを履いたのでしょう。

しかし、”バーイ”のところで教室に別れを告げている様子が分かります。

両親や先生に悪いなと思いながらも今日はどこかへ行きたい気分だったのです。