無限未来（Perfume）を歌詞解釈！少ない言葉から広がる世界はまるで短歌！伝統と未来の奇跡の融合！

あなたが想像する未来はどんな世界ですか？

空飛ぶ車、火星旅行、宇宙人との接触。

どれもワクワクするようなものばかりです。

そんな無限の可能性を秘めている私たちの未来。

そうした希望や世界を「無限未来」は描いています。

Perfumeの衣装は漆黒ですが、幾何学な物体はホワイトです。

この対照的な色彩こそ現在と未来を具現しているのです。

未来では何でもできると。

九州の太宰府天満宮へ行くと「現在、過去、未来」をシンボルにした太鼓橋があります。

過去とは歴史です。

歴史は考古学者の発掘と古文書によって記されます。

つまり、新しい発見があると歴史の教科書が書き換えられるのです。

教科書に未来は載っていません。

これから起こることが予想できたら面白くないからです。

だから、ホモサピエンスは現在を満喫します。

誰も未来のことなどわかりません。

よって「無限未来」が広がっているのです。

未来を表現するデジタルサウンド。

Perfumeの透明な歌声。

この二つがフュージョンすることで「無限未来」が完成します。

Perfumeは水晶体だけでなく鼓膜をも刺激しているのです。

この透き通った声がなければ、MVの良さは半減することでしょう。

未来を思わせるデジタルボイスがPerfumeの良さなのです。

歌詞の冒頭は上昇への準備段階を形容しています。

まず、時間が止まり、精神を集中させます。

空（未来）を飛ぶのですから、それなりのパワーが必要です。

ちょっとコンビニに行ってくる程度では足りません。

チョモランマの頂上を目指すぐらいの気概が必要です。

「天の上」とはどこでしょうか？

西洋の死後の世界では”煉獄”を抜けて”天上の薔薇”の上に”神”が存在します。

いわゆる神の領域です。

そこにはセラフィムやケルビムという名の天使が存在します。

それらの天使の中心にいるのが”神”です。

千年ぐらいかかりそうですね。

けれども「天の上」まで行けたら、未来へも移動できそうです。

がんばりましょう！

MV「無限未来」は特異な世界を表しています。

ジャンボジェット機の離陸というより熱気球の上昇に近いイメージです。

両腕を天然パーマの金髪天使に引かれて浮かび上がるような感覚。

自然と足が地面から離れ、重力に逆らいます。

アイザック・ニュートンもびっくりの現象を「無限未来」が描いています。

どうですか？

Perfumeが天使に見えてきたら、もうすぐ未来です。