【Reol/SAIREN】歌詞解説！メジャーセカンドのために書き下ろした歌詞は「努力」がテーマ！

「才能のある人と並んでしまうと、それを行うだけで惨めな気持ちになる」

ここでも、天才を父親に持つ大吾の苦しみが描かれます。

しかし、あんなに惨めな気持ちを味わってもまた踏み出そうとする自分。

才能がないのだから、失敗して当然。負けて当然。

そう、失うものなんて何もないことに気付いたのです。

才能のないところから成りあがっていくためには、プライドなんて邪魔なだけです。

「失敗したらかっこ悪い」なんて思っていたら、いつまで経っても踏み出すことは出来ません。

そして「早く追いつかないと」と焦る気持ちさえもガソリンにしてしまえと、ここでは歌われています。

人より劣っているということも捉え方次第で追い風になるのですね。

ここでタイトルの「サイレン」という言葉が登場しますね。

これは自分の心の内から響くものでしょう。

それは「うだつの上がらない明日を迎えたくないのなら、変わってみせろ」という警報。

一度挫折したからこそ味わった悔しさが生み出したものですね。

「才能の壁など蹴り飛ばしてやる」という主人公。

どんな苦渋を味合わされても、何度でも立ち上がってみせるという心意気を見せています。

彼をそこまで強くしたのは「自分は変われる」という事実。

夢に辿り着くその日まで、もう彼が諦めることはないでしょう。

この楽曲が表すのは「天才にはない才能がある」ということではないでしょうか。

初めから上手く出来るのなら、悔しさというエネルギーは得られません。

そして挫折から立ち直った人というのは強く変われるもの。

それを味わった人でないと感じられない変化があります。

これは凡人だからこそ手に入れられる才能。

そこから這い上がっていく方が面白いと思えてきませんか？

今回はReolの新曲「SAIREN」を紹介しました。

圧倒的な感情移入が感じられる楽曲と、勇気付けられるような内容の歌詞。

タイアップの相乗効果で、伝わってくる熱量も倍増していますね！

これもReolがその作品と真剣に寄り添ったことを物語る要素です。

2018年からソロ名義での活動をスタートさせたReol。

前作の「サイサキ」といい、背中を押されるような楽曲のリリースが続いています。

これはやはり、新しく歩き始めた彼女の心情にリンクする部分があるのではないでしょうか。

「サイサキ」や、ユニット時代の作品の記事も是非覗いてみてくださいね！