火花のように FLASH 光る
最高のLightning Game
鳴らした音も置き去りにして
FLASH 超える

出典: FLASH/作詞:中田ヤスタカ 作曲:中田ヤスタカ

曲の核となるサビの部分の歌詞です。

まさにここでは競技かるたのスピード感が描かれています。

Gameというのは「試合」。

つまりLightning Gameは「光のように速い競技かるた」を表しています。

札が読まれた瞬間に腕がまっすぐに札に向かって飛んでいく。

目にも止まらぬ速さで振り抜かれた腕。

その腕によって払われるかるたの札は、まるで舞い落ちる紅葉のようです。

それら一連の動作が一瞬のうちに行われます。

そのスピードはまさに「光の速さ」です。

光のスピードは音の速度ではついてこれません。

札を払う音が聴こえてきた頃には、すべては終わっているのです。

時の中でちはやぶる!

【Perfume/FLASH】歌詞の意味を解説!テーマは百人一首!スピード感溢れる歌詞がカッコイイ!の画像

最高のLightning Speed
速い時の中で ちはやぶる
FLASH 光る
最高のLightning Game
かざした手を弓矢に変えて
FLASH 超える
最高のLightning Game
願う 真空の間で 届きそうだ FLASH

出典: FLASH/作詞:中田ヤスタカ 作曲:中田ヤスタカ

「ちはやぶる」という言葉は元々「枕詞(まくらことば)」です。

「ちはやぶる」の言葉の後ろには「神」を表す言葉が連なります。

なので「ちはやぶる神代も聞かず」というように「神代」という言葉が出てきますね。

枕詞には特定の意味はないのですが、語源をたどると「荒々しい」というニュアンスがあるそうです。

速い試合展開の中で、荒々しく札を払っていく。

そんな「ちはやふる」の登場人物の姿が目に浮かびますね。

札にかざした手は、まるで弓矢のごとく狙った札に向かって飛んでいきます。

音よりも速く、空気の流れるスピードよりも速い速度で、札に届かんとばかりに腕を伸ばす。

そんな一瞬の情景を「FLASH」=「閃光」という言葉で表現しているのです。

おわりに

ここまで「FLASH」の世界観について触れてきましたが、いかがでしたでしょうか。

歌詞には百人一首の豊かな世界観が織り込まれていました。

また、競技かるた特有のスピード感も十二分に表現されていましたね。

かく言う私も、実は競技かるたの経験者なのです。

そのスピード感に魅了された一人としては、「FLASH」が表現する世界の素晴らしさに脱帽です。

Perfumeにはまだまだスピード感に溢れる楽曲があります。

Perfume楽曲にもっと触れてみたい!という方は以下のリンクをご参照ください。

テクノ・ポップと言うジャンルをメジャーに押し上げたPerfume。近未来的なおすすめ曲の数々は彼女ら自身、さらに、プロデューサーである中田ヤスタカの名前を大きく世に浸透させました。そんなPerfumeのおすすめ曲たちを、PVを中心に解説していきます。

「不自然なガール」という曲も、スタイリッシュかつスピード感溢れる楽曲です!

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