ばってん少女隊の勢いが止まらない
エッジの効いたメロディーから、ばってん少女隊の攻めの姿勢がうかがえます。
まるで彼女たちのアイドルとしての勢いが、そのまま音楽になったかのよう。
これからもどんどん進化していくから、みんなついてきて！
そんなメッセージが込められているようにも感じます。
しかし、今回紹介する『BDM』では、彼女たちの新たな可能性を見せてくれました。
格好良くて、ノリノリで、心が弾む。
気分を上げたいときに最適な曲です。
豪華バンドメンバーが勢ぞろい
『BDM』の収録にはそうそうたるメンバーが集結しました。
人気ロックバンドKEYTALKでギター・コーラスを担当している小野武正が作詞作曲。
過去に木村カエラのサポートも行っていたthe HIATUS所属のmasasucksがアレンジとギター。
ROCK IN JAPAN常連のロックバンドTOTALFATのShunがベース。
FIRE BALLやBRAHMANなど数多くの有名アーティストと共演しているBACK DROP BOMBのMASUOがドラム。
そして、1999年までに3度グラミー賞を受賞しているトム・ロード・アルジがミックスを担当。
これだけの名だたるアーティストが並ぶと、まさに圧巻の一言。
こんな夢の共演が果たせたのも、ばってん少女隊のこれまでの実績が認められた証拠なのでしょう。
ばってん少女隊の気迫が伝わる
実力派アーティストたちとのコラボによって制作された『BDM』。
その音楽は、もはや言葉にできないほどの素晴らしさです。
爽やかでありながら、刃物のような鋭さも持ち合わせたメロディーライン。
ロックならではのギラギラ感とばってん少女隊のひたむきさが絶妙にマッチしています。
そして、大物アーティストたちに囲まれながらも、自分たちらしさを貫いた彼女たちの気合いには脱帽です。
さらなる高みを目指して走り出したばってん少女隊。
豪華メンバーに交ざって歌う彼女たちの姿は気迫に満ちていました。
『BDM』が最高に格好良い曲に仕上がったのは、きっと彼女たちのハングリー精神があったからでしょう。
ロック全開で攻めていく
タイトルの『BDM』は、「BATTEN×DANCE×MUSIC」の頭文字を取ったもの。
ばってん少女隊は今後の自分たちの活動方針として、この『BDM』を発表しました。
つまり、『BDM』は彼女たちの新たなスタートを飾る曲。
今までとは違うばってん少女隊をこれからたくさん見られるのかと思うと、期待に胸が膨らみます。
彼女たちは今後どういう進化を遂げていくつもりなのか。
また『BDM』に込められた想いとは？
それらについて紐解いていきます。
バンドとダンス
『BDM』という言葉は、おそらく音楽ジャンルのひとつである「EDM」を意識しているのだと思われます。
「EDM」は”エレクトロニック・ダンス・ミュージック”の略称。
簡単に言ってしまえば「電子音楽」のことです。
それに対してばってん少女隊は、”ばってん・ダンス・ミュージック”で『BDM』としました。
それを踏まえて、これから彼女たちが目指していくものを考えると……。
ダンスに力を入れた曲。聴いている人が思わず踊り出したくなるような曲。
こういった音楽を目指しているのではないでしょうか？
そして『BDM』の曲調から想像するに、そのダンスはバンドサウンドを土台にしていきたいのかも。
今までのポップで可愛らしいダンスから、本格的で激しいダンスに。
その変化のために、バンドサウンドが必要なのだと思います。
そう考えると『BDM』の”B”には「バンド」の意味も含まれているのかもしれません。
アイドルの枠を超える
『BDM』の歌詞には、「ブチかまして」や「Make Some Noise！」といったフレーズが登場します。
これらのフレーズは、あまりアイドルらしいとは言えないでしょう。
どちらかといえばロックバンドの曲でよく耳にするフレーズです。
ばってん少女隊は、こうしたロック寄りの曲を歌うことで、アイドルの枠を超えようとしているのかもしれません。
アイドルだって、ロックで格好良い曲を歌うことができる。
彼女たちはこの曲でそう叫んでいるように思います。
また、サビの最後で歌われているのは「Change The World！」というフレーズ。
これには、今までの自分たちを変えるという意味が込められているのではないでしょうか？
アイドルという枠にとらわれず、自分たちの可能性を追求していく。
そんな彼女たちの向上心が、ばってん少女隊を進化させているのだと思います。
激しいダンスでロックに覚醒
ここからは『BDM』のMVの見どころについて解説していきます。
豪華メンバーによる演奏はもちろんのこと、ばってん少女隊のダンスも要チェック！
激しいダンスに込められた彼女たちの想いに触れてみましょう。
