昔の恋人にささげる曲「SAYONARA」

【SAYONARA/ORANGE RANGE】歌詞の意味を解釈!昔の恋人へのサヨナラは明日への一歩の画像

TBSドラマ『鉄板少女アカネ!!』主題歌。
CDの演奏時間はORANGE RANGEのメジャーデビュー後のシングルとしてはもっとも長い6分6秒。
書き下ろしではなく、レコーディングされたものをドラマの担当者が気に入ってのタイアップとなった。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/SAYONARA_(ORANGE_RANGEの曲)

ORANGE RANGEが15枚目のシングルとしてリリースした「SAYONARA」

ドラマ主題歌として、幅広い世代に人気がある曲です。

HIROKIは「昔の恋人に向けて書いた曲」と言っている。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/SAYONARA_(ORANGE_RANGEの曲)

HIROKIのコメント通りに、恋人と別れた後の心情が手にとるようにわかります。

切ないのに前向きな歌詞は、とても共感できることが多くておすすめの曲です。

ORANGE RANGE「SAYONARA」の歌詞の世界観をひも解いてみます。

今のあなたは昔の思い出の積み重ね

【SAYONARA/ORANGE RANGE】歌詞の意味を解釈!昔の恋人へのサヨナラは明日への一歩の画像

あなたには今までに付き合えたことで感謝できるパートナーはいましたか?

恋した彼と別れたころのあなたは、「ツラさ」「さびしさ」であふれています。

こんな状態では、一緒に過ごせた大切な時間を振りかえることすらできません。

しかし、別れてから傷をいやすのに十分な時間がたつと違います。

その当時付き合っていた彼との思い出が、突然よみがえることがあります。

もし今新しい彼との交際がはじまっていたとしても、全く悪いことではありません。

昔の彼との思い出があるから、今のあなたがあります。

そんな今のあなたが魅力的だから、新しい彼と付き合えるようになったのです。

新しい彼に昔の彼との思い出を語れば、良い顔はされないでしょう。

ですが昔の彼のやさしさは、あなたが今の彼にできているやさしさに影響を与えます。

今やさしくできることを、昔の彼との思い出に感謝をしても良いのでは?

こんな風に感じてなりません。

素敵な思い出

【SAYONARA/ORANGE RANGE】歌詞の意味を解釈!昔の恋人へのサヨナラは明日への一歩の画像

HIROKIはとてもすばらしい思い出があるようです。

「SAYONARA」の歌詞から彼の大切な思いが伝わってきます。

どんな別れ方であっても、その当時に抱く感情で正しく思い出を把握できません。

思い出とすることも拒絶するため、しばらくの間そのすばらしさに気づかないのです。

このため別れの傷がいえたころに、突如記憶としてよみがえることがあります。

そのころにはあなたも、正しい思い出を受け入れられるようになっています。

たくさんのすばらしい思い出は、あなたの心を豊かにします。

ここから「SAYONARA」の歌詞をひも解いていきます。

もしあなたが心の奥にしまっている思い出があるとします。

そんな時は、「SAYONARA」の歌詞と一緒にカギを開けてみませんか?

別れた直後の気持ちを描写

今夜も月はいつものように
ベッドの中の僕だけ照らしてる
恋い焦がれ 独り言つぶやいた
枕の中の世界はいつも君が笑顔で僕に歌ってる
奇麗だね 耳元でささやいた

出典: SAYONARA/作詞:ORANGE RANGE 作曲:ORANGE RANGE

冒頭の歌詞から、彼女と別れた直後の回想からはじまっていることがわかります。

なぜだかわかりませんが、別れた直後は1人でいることが哀れに感じてなりません。

1人でいることが、まるで悪いことのように考えてしまうほどです。

何もかもが自分をあざ笑っているかのような自意識過剰に陥ります。

普段感じない月明かりでさえも、自分の滑稽さを照らすスポットライトのように思えるのです。

でも、この気持ちはとても共感できて、入りとしては抜群ではないでしょうか。

多くの人が1度くらいは、このような経験をしているからです。

本当の別れってなんだろう

あの日閉じ込めた記憶呼び覚ませ
明日に向け胸を張って
この愛しさくれたあなたのため
トビラを開けて 進み行くだけ
「大嫌いだ」とか「大好きだ」って
愛し合った二人に今サヨナラ

出典: SAYONARA/作詞:ORANGE RANGE 作曲:ORANGE RANGE

別れたことから前に進むためには、別れた事実と向かい合わなければなりません。

なかなか直視できないツラい別れでは、自分自身を奮い立たせる決意が必要です。

「ツラいことだけに目を向けずに、大切だった人のためにも前に進まなければいけない」

ORANGE RANGEは、こんな熱いメッセージを歌詞で伝えます。

あなたが思い出を直視できない間は、本当の別れができていないんだと伝えたいのでしょう。

昔の素敵な思い出に感謝しよう!