少し、慣れてきた感じですね。
お酒との付き合い方も何となくわかってきたのかな、という安心感が見え隠れしている段階です。
「正解よりも正しい」として、このきもち、Aventureへの期待を、より積極的に肯定しています。
セルフイメージから解放されたい!
本当の自分が顔をのぞかせる時
複雑という名の重力を脱ぎ捨てて
出典: aventure bleu/作詞:meg rock 作曲:Rasmus Faber
毎日の生活というのは、それとは意識しなくても様々な束縛を受けているものです。
守らなければならない規則やルールはもちろん、こうあらねばならないというセルフイメージ。
そういった網の目のような無数の約束事が「重力」となって地に足着いた生活をしているわけです。
そうして私たちはあまりもめ事の無い生活ができているわけですが、同時に疲れも溜まってきます。
小さなストレスが澱のように溜まり、やがて疲れているな、という自覚症状にいたります。
ゲームやスポーツが気分転換になるのと同様、適度な量のお酒も気持ちをリラックスさせてくれます。
限りなく透明に近い青
魅力的、でもちょっと怖い
どこまでも
ほら 透明な青に
そっと あしをひたす
その瞬間に
出典: aventure bleu/作詞:meg rock 作曲:Rasmus Faber
アニメOPでおずおずと水面に足先を浸すシーンがこの歌詞と重なり、印象的です。
少し怖いような、魅力的なような透明なブルー。
ひんやりとしたその感触が心地よいと思った時の世界の広がり。
ドラマ世界がシンボリックに表現されているフレーズ、シーンです。
後輩へのエール、そして…
背中を押し、そして、肩を貸す
たゆたう ときめきは
しあわせの味
全部 ほおばって!
もっと よくばって!
出典: aventure bleu/作詞:meg rock 作曲:Rasmus Faber
先ほどのフレーズとほとんど同じですが、最後の部分が少し違います。
遠慮しないでもっと自信をもって積極的に、というエールでしょうね。
同時に、新人を見守る先輩としての温かな視線を感じます。
お酒に誘うのは誰でも簡単にできることですが、酔った後輩を責任をもって見守るのはより大事なことです。
それができないのならお酒を勧めるべきではありませんし、お酒を飲む資格もありません。
お酒飲みの先輩であるならば、酒宴の最後までその責任を自覚し判断力を維持すべきです。
まとめ
「aventure bleu」の歌詞解説、いかがでしたでしょうか。
初めてお酒を飲んだ時の不安感や昂揚感を表現したアニメソングというのは珍しいのではないでしょうか。
アニメーション自体の見る層やジャンルが広がっているためでしょう。
日本の社会で女性や外国人が活躍することによって、アニメのテーマももっと多様になるでしょう。
テクノロジーの進化や深宇宙での発見も、SFアニメにイノベーションをもたらすかもしれません。
そう考えるとわくわくします。
aventureの精神に満ちた日本のアニメは私たちを退屈させることはないでしょう。