日本のミクスチャー・ロックを代表するバンド
ドラマやアニメのテーマソングを手がけ数々の大ヒット曲を生み出した日本のミクスチャー・ロックバンド「ORANGE RANGE」。
2003年にリリースした2thシングル「上海ハニー」が大ヒットを記録しました。
その後2004年にリリースした5thシングル「ミチシルベ~a road home~」でオリコン1位を獲得。
アニメのOP曲として大ヒット!
「BLEACH」ってどんなアニメ?
その前にまず「BLEACH」がどんな作品なのか簡単にご紹介します♪
「BLEACH」は少年ジャンプで連載されていた大人気バトル漫画です。
「黒崎一護」という名の、オレンジ色の髪をした、大きな刀を持った少年が主人公です。
悪霊を退治する死神になった主人公が、戦って仲間を守っていく物語です。
単行本は全74巻という大人気を誇った少年漫画で、今もなお多くのファンに愛されています♪
タイトルの由来
それでは曲の内容に入っていきましょう♪
知っている方も多いかと思いますが、曲名に含まれる記号「*」はタイトル通り「アスタリスク」と呼ばれる記号です。
知らない方はわかりづらいかもしれませんが、プログラミングなどでは「×」の演算子としてよく用いられます。
「2×3」の式は「2*3」と表現されます。
「アスタリスク」の意味はラテン語由来で、「小さい星」を意味しています。
歌詞の内容を見ていくと分かりますが、そのタイトル通り「星」をテーマにした歌詞になっているのです。
星の光から感じ取れるもの
見上げた夜空の星達の光
古の思い願いが時代超えいろあせるコトなく届く
キラリ瞳に映る誰かの叫び
風に想いを 月に願いを 力ある限り生きてくんだ 今日も
僕らの想いもいつか誰かの胸に 光続けよう あの星のように
出典: *~アスタリスク~/ORANGE RANGE 作詞:ORANGE RANGE 作曲:ORANGE RANGE
何回も聴きたくるような耳に残るサビから始まります。
少し「星」について解説していきます。
今みなさんが見ることができる星。
夜空を見上げて見ることができる星の光は、正確に言うと「現在」の星の光ではなく「過去」の星の光です。
光にも速度があるのはご存知ですよね。
その星の光が離れた場所から「よーいどん!」でスタートして、私たちの目に「ゴール」するまでには時間がかかってしまうのです。
例えるならテレビ電話などで、映像に時差が生じて、相手の映像が遅れて見えるようなイメージです。
相手が手を振る映像が見えた時には、相手はもう手を振り終わっているのです。
歌詞にもあるようにその「古」の星の光は、はたまた長い時間をかけて時代を超え、私たちに届いています。
そう考えると少しロマンチックですよね♪
時代と共に人々の生活や社会は大きく変わっていきます。
それでもずっと星の光は降り注ぎます。
変わらず光り続ける星を見ると、自分も力強く生きようと前向きになれます。
そして時間がかかてもいいから、自分も誰かの胸に光り続ける存在でありたい。
そう強く歌っています。
時代と共に動く
一つ二つ鐘の音は響く心の中へと広く深く
物語のような星の雫 その中に細い線路を築く
時間とともに時代は動く 流れる星は静かに動く
目を閉じて耳をすませば GOOD BYE
大空いっぱいの白黒写真 なびくマフラー 白い息
少しでも近づきたくて あの高台まで 駆け足で
重たい望遠鏡 取り出すと レンズはみだしたスターダスト
時間を奪われた時間 時代を越えてくるロマン
出典: *~アスタリスク~/ORANGE RANGE 作詞:ORANGE RANGE 作曲:ORANGE RANGE
ここは韻を踏んだラップメインの歌詞になっています。
時間をかけて届く星の光は、その過去を想像させるような物語性があると言えます。
歌詞に出てくる「線路」のイメージは、次の「時代」や「星」が動くという歌詞に繋がっています。
韻を踏んでいる歌詞ですごく良い表現だと感じたのが「取り出すと」と「スターダスト」の部分です。
韻の気持ちよさも聞いていて心地よいですね。
望遠鏡で星を見ている様子や、レンズからはみでるくらいいっぱいの星が空に浮かんでいる景色が頭の中に広がっていきます。