「遊戯王ARC-V」のエンディングになった「疾走ペンデュラム」

「疾走ペンデュラム」はダンス・ボーカルユニットグループ「M!LK」の5番目のシングル

明るく疾走感のあるメロディと前向きな気持ちにしてくれる歌詞が魅力楽曲です!

また、この曲は大人気アニメ「遊戯王」シリーズの第5作目「遊戯王ARC-V」最後のエンディング曲でした。

劇中に登場するゲーム「デュエル」で皆を笑顔にしたい主人公の気持ちを表した楽曲とも言えるでしょう。

アニメのタイアップとなったことで、今までのM!LKとは違う格好良い曲となっています!

MVやCDジャケットのコンセプトはマジシャンで、魔法に挑戦するメンバーの姿が。

「疾走ペンデュラム」のシングル盤は「Type A」「Type B」「TypeC」の3種類です。

「ペンデュラム」って何?

【疾走ペンデュラム/M!LK】歌詞の意味を考察!勝者は誰だ?!落ち込んでもこれさえあれば大丈夫?!の画像

タイトルにも歌詞にもある「ペンデュラム」って聞き慣れない言葉ですね。

「ペンデュラム」とは英語で「振り子」という意味の言葉です。

ただし、「疾走ペンデュラム」は「遊戯王ARC-V」との関係性を説明しなければなりません。

「遊戯王ARC-V」では「ペンデュラム召喚」というものが登場します。

これは物語のカギを握る「デュエル」というゲームで使う技のようなものと考えればOKでしょう。

中でも「ARC-V」はその「ペンデュラム」がメインとなるお話。

「疾走ペンデュラム」はこれになぞらえた歌詞となっています!

「遊戯王ARC-V」も併せて観れば、「疾走ペンデュラム」の歌詞をより感じることが出来るでしょう。

後悔するより楽しもう

災難だらけの人生

朝から財布は落とすし 階段踏み外す
突然の雨に服はびしょ濡れ
人生山あり谷ありって谷だらけじゃないか!

出典: 疾走ペンデュラム/作詞:本田光史郎 作曲:本田光史郎

朝は忙しくて時間がない時です。

慌てているからなのか、そんな時に限って災難が。

落ち着いている時はなんてこともないのに、時間がないとかえって何かとミスしがちに。

そうなると逆に時間がかかって焦る一方になりますね。

なんて最悪な1日のスタートだと誰もが思うでしょう。

生きていれば良いことだってありますが、実際悪いことの方が多いのでは?

そう思う出来事って誰にでもあるのではないでしょうか。

だって、絶好調な時よりも最悪な時の方が心に残りやすいものです。

その上悪いこととは続くものなのですから。

だからっていちいちへこたれていたところで、この最悪な状況は変わりません。

悩んだり後悔したりする暇なんかない

今日の僕は少しでもイケてたかい?
悩んでいる姿はイケてない!?
この1秒(とき)を瞬間を逃したら2度と来ないよ
後悔なんて何よりも情けないんだ

出典: 疾走ペンデュラム/作詞:本田光史郎 作曲:本田光史郎

 最悪なことばかり起こっても良い格好はしたいもの。

主人公は「僕」で男性のようですから、そう思うのは不思議なことではないでしょう。

しかし「なんでこんなことに…」と頭を抱える人ってはた目から見ると格好良いでしょうか?

主人公はそれに気づいたのかもしれません。

それはいいのですが、その間にも時間が過ぎていきます。

しかも時間というのは巻き戻りません。

だから悩んだり後悔したりするなんて、この上ない時間の無駄なのです。

大切な時間を浪費してまでネガティブになるなんて、なんてカッコワルイのだろう。

「僕」はそう思ったのでしょうね。

皆で笑って吹き飛ばそう

LET’S JOY!
おセンチは、ナンセンス!
何度も何度も何度も頭ん中で
おんなじ想像ばっかり繰り返すより
LET’S JOY!
切り札は、ペンデュラム!
どんなにどんなにどんなに落ち込んでも
みんなでわいわい笑えば変わる景色
難しいことじゃないよ(ほらキミも笑顔)
楽しんだ者の勝ちさ!

出典: 疾走ペンデュラム/作詞:本田光史郎 作曲:本田光史郎

1番のサビです。

「おセンチ」なんて、今どき使わない死語かもしれませんね。

聞いたこともない人だって多いでしょう。

「おセンチ」とは簡単に言うと「気分が沈んでいる」という意味です。

今でいうと「ナーバス」でしょうか。

確かに、落ち込んでいる間って全然楽しくも面白くもありません。

それなのに自分からそんな悪循環に向かってしまうこともあるでしょう。

ですが、それは独りだからです。

お友達と一緒にいるとそんなネガティブな気持ちなんて忘れてしまう。

笑っている内に考え方が変わって「今朝嫌なことがあったけど無駄じゃなかったな」と思えるかもしれません。

根本的な解決にはならなくても、心持ちが違うだけで俄然立ち向かう勇気が湧いてくるものです。

世界を楽しいモノに変えてしまうことは難しいことではありません。

笑顔を浮かべて楽しくしていることで、誰にだって世界を変えることはできると言いたいのでしょう。

自分は一人じゃない、だから未来の不安は吹き飛ばそう