メガ(mega, 記号:M)は国際単位系 (SI) における接頭辞の一つで、以下のように、基礎となる単位の10^6(=百万)倍の量であることを示す。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/メガ
つまりこれは最低でも基準の100万倍以上ということです。
「飛んで行った」といっているため、大きな緊張感が急に無くなったことを表しているのでしょう。
緊張が一瞬にして無に帰す様子は恋がどれだけ刹那的なものかということを私たちに伝えてきます。
恋に疲れ果てた
あー疲れた
恋愛感情に憑かれた私に飽きた
折り紙付きの成功愛は
どこに落ちてるのよ
教えてってば
出典: シャミナミ/作詞:川谷絵音 作曲:川谷絵音
自分にはもう2度とこんな恋は訪れないと思えるほどの恋愛をした主人公。
そんな風に思っていたのも今では過去のこととなってしまいました。
彼女にとっては結果的に失恋となってしまったその恋。
自分にとって恋愛が全てだと思えるほどに好きな彼にのめり込んでいたのでしょう。
そんな片想いに疲れ果て、今では初めから両想いが約束されているような恋をしたいと考えているようです。
そんな簡単な恋はこの世に存在しないと知りながらも冷静さを失っているのでしょう。
恋というものは自分だけではなく、相手がいて初めて出来るものです。
その相手が自分自身を好きになるかというのは、自分からは干渉のしようが無いこと。
その事実は、時に私たちに不条理ささえ感じさせます。
恋愛は成功すれば嬉しいですが、失敗すれば誰も責められずただ悲しい想いをするものです。
それでも愛している
アンバランスな気持ち
でも
kiss you したい
シャミナミナミダ
出典: シャミナミ/作詞:川谷絵音 作曲:川谷絵音
彼女は彼に対しての想いがまだ心に残っているようです。
というのもこのパートの2行目で彼に対しての「キスをしたい」という気持ちを露わにしているからです。
恋に疲れたといっても、愛していた気持ちが完全に無くなるわけではありません。
失恋をしたばかりの未練がこの歌詞で表現されているのでしょう。
恋に疲れたといいながらも、心のどこかではまだ彼に対しての想いを捨てきれないのです。
これが最後と思えるほどの恋をした彼女。
そのようなアンバランスな気持ちを持つのも頷けます。
これまでに経験したことのないほどの好意の気持ちが報われず、彼女を混乱させているのでしょう。
恋心の複雑さを感じさせる歌詞です。
3行目の歌詞は、タイトルでもある「シャミナミ」という言葉と涙という言葉がくっ付いたフレーズ。
言葉としての意味はあまりないと思われますが、このフレーズによって独特のテンポ感が生じています。
現代ではモテない
外見がシルエットしか見えない平安時代の恋愛の方が
いっそ私には合ってたのかもしれない
だって中身で勝負だから
ハートの分譲価格は億越えなのに
心が美人な私がモテない現代社会を嘆くこの歌
出典: シャミナミ/作詞:川谷絵音 作曲:川谷絵音
平安時代においては男女が話をする際、顔を見ることが御法度とされていました。
主人公はそんな時代の恋愛に憧れを持っているようです。
外見を晒すことなく自分の内面で勝負をするという時代。
そこでは教養や作法などが大きな比重を占めていたのだと推測されます。
現代では恋愛において容姿も重要なポイント。
主人公は心に関してはとても自信を持っているのでしょう。
どれだけ自分が中身を磨いたとしても、相手が自分の外見を好みでなければ好きになってもらえない。
そんな現代での恋愛を憂いているのです。
急展開を見せる物語
ある女生徒の話
ここで私の担任の先生に話をスイッチ
出典: シャミナミ/作詞:川谷絵音 作曲:川谷絵音
ここで「シャミナミ」の物語が急展開を見せます。
この部分によってこの楽曲の主人公が、学校の生徒であるということが分かります。
「シャミナミ」はある女生徒が恋愛をしている曲であることは間違いがないでしょう。
しかし、その相手というのは一体誰なのでしょうか。
今までの歌詞から分かる通り彼女にとって簡単には忘れられないほどの大切な恋。
それは次の歌詞パートで判明します。