「愛が生まれた日」はハモりの難曲…!
藤谷美和子さん。
そのアイドル顔負けの愛らしさと可憐な歌声で人気を博しました。
この「愛が生まれた日」は1994年の発表曲。
ですが若年層であっても「これだけはカラオケで歌える」という方も多いはず。
人気デュエット曲といえばまずこの歌が思い浮かぶでしょう。
口ずさみやすいキャッチーな旋律も魅力のひとつ。
さらに作詞はあの秋元康さん。
歌詞が素敵なのもうなづけます。
男性パートの難易度は高い
男性パートは大内義昭さんです。
藤谷美和子さんに寄り添うような柔らかな声が耳に心地よく響きます。
藤谷さんの担当する女性パートは主旋律。
そして男性パートはハモり側です。
この歌、女性はずっと同一オクターブ。
ですが男性は2オクターブにまたがって歌うことになります。
つまり音域の広さに自信のある男性におすすめの歌。
このデュエットを人前で披露するには、陰での相当な練習が必要です。
ですがいったん究められれば一生モノ。
カラオケでデュエットを求められやすいこの曲を歌える男性は貴重です。
ソフトヴォイスで歌い上げ、女性のハートを鷲掴みにしちゃいましょう。
1番の歌詞を解釈&カラオケのコツを考察!
恋人よ
今 受け止めて
あふれる想い
あなたの両手で
出典: 愛が生まれた日/作詞:秋元康 作曲:羽場仁志
女性単独パート。
この歌いだしは少し切なげにするとよいでしょう。
ここの歌詞はまだ“愛が生まれる前段階”。
(もちろん2人の気持ちはとっくに通い合っていますが)
まだ少しおずおずしている女性の姿が見てとれます。
隣の男性に問いかけるように歌うと雰囲気が出せるでしょう。
気持ちを通い合わせる2人
恋人よ
今 瞳を閉じて
高鳴る胸が
2人の言葉
出典: 愛が生まれた日/作詞:秋元康 作曲:羽場仁志
男性単独パート。
男性も歌いだしは控えめに。
ここの歌詞では2人が気持ちを確かめあう段階。
「貴女も僕と同じ想いだといいのだけれど」
募る気持ちを抑え気味に表現しています。
この男性パートは、女性よりも1オクターブ下のキーです。
「ちょっと低くて歌いづらい」と感じるくらいが程よいです。
後々来るサビ部分はここからオクターブが1つ上がることを意識しておきましょう。
愛が始まる記念日
キャンドルの炎に
揺れてるプロフィール
世界で一番 素敵な夜を
見つめている
出典: 愛が生まれた日/作詞:秋元康 作曲:羽場仁志
「プロフィール(profile)」には2つの意味があります。
ひとつは「横顔」の意味。
もうひとつは「今までの人生の歴史」の意味。
ここはWミーニングを含ませているようですね。
おそらく2人は横並びで灯りを眺めているのでしょう。
灯りに照らされる横顔。
互いの今までの人生に思いを馳せているかのようです。
ところでこのパートはサビへの序章。
ここまで控えめにしていた感情を徐々に乗せていきながら歌うのがコツです。
さて、「素敵~」のところから男性のハモりが加わります。
女性パートのキーよりも2音上で歌いましょう。
(オクターブはそのままでOKです)