星野源「ギャグ」

2013年リリース

星野源の5枚目のシングルとして「ギャグ」は2013年5月にリリースされました。

前作「知らない」より約5ヶ月ぶりのリリースとなり、音源や映像など多岐に渡って星野源自身がセルフプロデュースを務め、こだわりが存分に詰まった作品として注目されました。

さらにオリコンランキングでは週間4位を記録するなど、セールス面でもこの楽曲が注目されたことが窺えます。

そして、この楽曲は自身も声優として参加しているアニメ映画「聖☆おにいさん」の主題歌として書き下ろされました

同年5月10日の映画公開と合わせリリースすることになったため、前週にリリースした3枚目のアルバム「Stranger」との2週連続リリースとなり話題を集めました。

星野源のシングル「ギャグ」(初回限定盤)が映画に起用!歌詞解釈は?の画像

アルバムには収録されていない

アルバム「Stranger」や、その後にリリースされた4枚目のアルバムである「YELLOW DANCER」にも「ギャグ」は収録されていません。

星野源のシングル「ギャグ」(初回限定盤)が映画に起用!歌詞解釈は?の画像

果たしてそれはなぜなのでしょうか。

それはこの「ギャグ」という楽曲の編曲に亀田誠治(元・東京事変)が関わっているためです。

この楽曲は星野源の病気復帰後、初のレコーディングとなりました。

しかし、その後に病気が再発してしまったことで体力的な理由により編曲が亀田誠治に託されたのです。

元々、自分で編曲まで行なう制作スタイルを取っている星野源はアルバムの制作に関しても、人の手が入らない完全に自分のみでアウトプットする作品を世に送り出したいと考えたのです。

なので、「ギャグ」はアルバムには未収録となりました。

初の1タイプのCD

星野源が今までにリリースしてきたシングルは全て、初回限定盤にDVDが付属していました。

しかし、今回は初めてDVDが付属せずにCDのみの1タイプでのリリースとなりました。CDのB面には「ダスト」が収録されています。

アニメ映画「聖☆おにいさん」の主題歌に起用

アニメ映画「聖☆おにいさん」

星野源のシングル「ギャグ」(初回限定盤)が映画に起用!歌詞解釈は?の画像

「ギャグ」が書き下ろされるきっかけとなったアニメ映画「聖☆おにいさん」はシングルリリースの後に公開となりました。

そもそも「聖☆おにいさん」とは?

星野源のシングル「ギャグ」(初回限定盤)が映画に起用!歌詞解釈は?の画像

そもそも「聖☆おにいさん」とは中村光により描かれた漫画であり、2006年から講談社の「モーニング・ツー」で連載が続いています。

内容はブッダとイエスがバカンスを満喫しようと、下界に降り立ちます。

そのバカンスの舞台には東京都立川の安アパートの一室が選ばれ、「聖」という名字で2人は暮らすという設定になっておりコメディ要素満載の作品になっています。

そして、この作品のOVA、映画で星野源はブッダ役の声優を務めているのです。

ミュージックビデオ

ミュージックビデオは、監督に聖☆おにいさん×星野源×池田一真というチームが組まれ、3方向からの角度で制作を行なう方式が取られました。

内容は映画「聖☆おにいさん」の映像と合わせて、制作過程の様子も覗くことができるスペシャルな映像に仕上がっています。