まず曲の冒頭と共に始まる彼らの演奏シーン。

曲調の激しさを反映させるようなスピード感のある映像に惹きつけられます。

BLUE ENCOUNTの4人が演奏しているのは小さなバンドスタジオ

学生バンドとして始まった彼らが、たくさんの曲を生み出し練習を重ねてきた場所です。

バンドを経験したことのある人にはとても馴染みのある光景なのではないでしょうか。

今や世界中を虜にするあのバンドも、音楽フェスで入場規制のかかる超人気のあのバンドも。

みんなみんな、こんなにも小さな小部屋の中から始まったのです。

部屋の隅や床を這うコードに埃の積もったこの場所は、お世辞にも綺麗とは言い難いでしょう。

大の大人4人とバンド機材でぎゅうぎゅう詰めになるくらいの狭い空間。

壁や天井には楽器をぶつけて開いた穴や経年劣化で色の褪せた落書き。

そしてこの部屋に集まって夢を膨らませたであろう多数のバンドの名前が入ったステッカー。

所狭しと貼られたその中には夢を叶えビッグになったバンドもいれば、夢破れて散っていったバンドも沢山

様々な想いの渦巻く小部屋の中で、例に漏れずBLUE ENCOUNTも始まったのです。

自分達のバンド名を日本中に轟かせる日々を夢見て、時に笑い時にケンカもしながら。

曲を作ってはライブに出て、それが終わればまたこのスタジオで練習を重ね、またライブに出演して…。

そんな日々を経てきっと彼らは少しずつ、けれど着実に成長していったのでしょう。

ポイント②:メンバー4人の軌跡

辛い時も楽しい時も一緒に乗り越えてきた仲間たち

次のシーンで、スタジオを後にしたBLUE ENCOUNTメンバー達。

全員でどこかへ歩みを進めるこの映像のように、これまでずっと4人で長い道のりを歩んできました。

いろんな街に行きいろんな人と出会い、平坦な道もあれば出口が見えない暗い道もあったことでしょう。

『自分たちの歩んできた道は、本当にこれでよかったのか?』

時にはそんな不安につき纏われ、後ろを振り返ることも何度もあったと思います。

毎日多くのバンドが生まれ、それと同じスピードで多くのバンドが散ってゆく街、東京。

激戦の地で誰1人欠けることなく4人で戦い続けてきたBLUE ENCOUNT。

気付けば彼らの戦いの日々は、とうに10年を超えていました

人やタイミングにも恵まれ彼らには少しずつ、けれど確実に自分達を応援してくれる仲間が増えています。

たくさんのファンに背中を押されながら、誰よりも仲間を、自分自身を信じて歩んできた彼ら。

そんな彼らの旅路の途中には、見たこともない素晴らしい光景が待ち構えていました。

ポイント③:最高の景色をこれからもずっと

鮮やかなライブ映像…彼らの歴史を知るとさらに感動!

MVの後半で使われているライブ映像。

これは2019年の音楽フェスVIVA LA ROCK 2019に彼らが出演した時のものです。

2014年からこのフェスに出演し、初年度は自分達のステージの小ささを悔しく思っていた彼ら。

5年目にしてやっと、初の『VIVA LA ROCK』最大のステージへの切符を手に入れました。

初めて立つそのステージから彼らの見た景色が、このMV映像には使用されています。

たった2、300人のステージから始まった彼らの『VIVA LA ROCK』への挑戦。

それはこの日数千人、1万人近くのオーディエンスを迎える景色へと大きく花開いたのです。

その時彼らが見た光景は、きっと忘れる事のできないものだったことでしょう。

彼らのこの日のステージに関しては、下記のようなライブレポートも残されています。

埼玉史上最大のロックフェス「VIVA LA ROCK 2019」のフラッシュレポート。開催期間中、現場の熱気そのままに随時更新!レポート&ライブ写真&セットリストをMUSICA編集部の監修でお届けします!

小さな小部屋のスタジオから始まったBLUE ENCOUNT。

この【ハウリングダイバー】のMVは、たった1分30秒の短い映像です。

そんな1分30秒の短い映像の中には、彼らの十数年に渡る軌跡の物語が映し出されていました。

ですがこの曲で歌われている通り、彼らの物語はこれからも続いてゆきます。

あくまでもBLUE ENCOUNTというバンドはまだまだ旅路の途中

もっと早く、もっと高い所へ。

最大速度を常に更新し続けながら、胸の鼓動の高まりのままに。

彼らはまだ見ぬ景色を見る為に、走り続けていくことでしょう。

最後に

BLUE ENCOUNT【ハウリングダイバー】MV解説!映像から胸の高鳴りを感じる?最大限で吠えろ!の画像

いかがでしたか?

今回はBLUE ENCOUNT【ハウリングダイバー】のMVについて解説させて頂きました。

YouTubeにUPされているものでは、たった1分30秒しかないこの曲のMV映像。

実はオフィシャルサイト限定でフルバージョンも公開されているんです!

映像の全容が気になる方は、下記のリンクからぜひそちらもチェックしてみて下さいね。

田邊駿一(Vo. Gt.)、江口雄也(Gt.)、辻村勇太(Ba.)、高村佳秀(Dr.)による熊本発、都内在住4人組エモーショナルギターロックバンド「BLUE ENCOUNT」オフィシャルサイト。

おまけ:BLUE ENCOUNTの楽曲解説記事も併せてチェック♪

BLUE ENCOUNT【ハウリングダイバー】MV解説!映像から胸の高鳴りを感じる?最大限で吠えろ!の画像

今回ご紹介した【ハウリングダイバー】以外にも、BLUE ENCOUNTには胸に響く曲がたくさん!

そんな彼らの楽曲を最後に少しだけご紹介したいと思います。

まずは彼らのメジャーデビューシングルとして人気の曲【もっと光を】。

エネルギー溢れる曲で、ライブでも常に盛り上がりを見せる1曲です。

熱い思いのこもった歌詞を解説した記事がこちらとなっています。

楽曲からライブパフォーマンスまで、熱く感情をぶつける様が魅力のロックバンド・BLUE ENCOUNT。「もっと光を」は、そんな彼らの代表曲ともいえるストレートなロックナンバーです。彼らのメジャー1stシングルでもあるこの曲の魅力について紹介します。

続いては彼らの2ndシングル【DAY×DAY】についての記事をご紹介。

アニメ『銀魂』の主題歌にもなった曲の為、知っている方も多いのではないでしょうか。

『銀魂』といえばギャグシリーズの中に時折織り込まれるシリアスストーリーも人気アニメ

過去を背負いながらも信念を持って戦う、そんなアニメの情景にぴったりな楽曲となっています。