Green Day屈指の人気曲

爽やかで疾走感のあるナンバー

「minority」はGreen Dayの6枚目のアルバム「WORNING」に収録された1曲です。

その後シングルカットされ、チャートでは5週連続1位を獲得しています。

日本でもテレビなどで度々使用されることがあるこの曲。

聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

明るく疾走感の溢れるサウンドは、どことなく夏を思わせる爽やかな印象。

ライブのお供にもぴったりな、楽しい気分になれる1曲です。

パンク・ロック精神あふれる歌詞

そんな「Minority」、タイトルは「少数派」という意味です。

多数派でいることに疑問を投げかけ、少数派でありたいと歌う歌詞

権威や偽善的な先入観に疑問をぶつける思いが歌われています。

大勢と同じ生き方を良しとせず、自分たちの生き方を追求したい

そんな精神は、まさにパンク・ロックを象徴するものといえるでしょう。

Green Dayの彼ららしいあり方が詰め込まれた1曲。

その歌詞を、和訳を交えながら見ていきましょう。

あえて少数派でいたい

権威には屈しない

I wanna be the minority
I don't need your authority

出典: Minority/作詞:Billie Joe Armstrong 作曲:Billie Joe Armstrong, Michael Pritchard & Frank Wright

和訳は以下のようになります。

俺は少数派でいたい
お前の権威なんて必要ない

出典: Minority/作詞:Billie Joe Armstrong 作曲:Billie Joe Armstrong, Michael Pritchard & Frank Wright

タイトルにもなっている「minority」という言葉が早々に歌い出されます。

気持ちよく韻を踏んでいく歌詞

少数派でいたい、という意思が真っ先に明確に示されています。

権威やその業界の偉大な人、を指す「authority」がそれに対応するように登場します。

いわゆる「多数派」は、その筋の大物の後押しを得て社会的に成功していくもの。

ですが、自分たちはそんな「偉い人の後押し」なんて必要ない。

自分たちのやりたいことをやっていくんだ、という強い意志が透けて見えます。

多数派の偽善をぶっつぶせ

Down with the moral majority
'Cause I wanna be the minority

出典: Minority/作詞:Billie Joe Armstrong 作曲:Billie Joe Armstrong, Michael Pritchard & Frank Wright

こちらの和訳はこのようになります。

多数派の道徳なんてぶっつぶせ
俺は少数派でいたいからな

出典: Minority/作詞:Billie Joe Armstrong 作曲:Billie Joe Armstrong, Michael Pritchard & Frank Wright

打倒する、ぶっつぶすという意味合いに使われる「down with」。

majorityはminorityと対になる、「多数派」という意味合いの言葉です。

道徳的な多数派、と直訳できるこの部分。

この「道徳」は、偽善のような意味合いで使われています。

多くの人達が、よく考えもせずに正しいと信じて押し付ける道徳的な考え。

そういった凝り固まった考えを打倒したいのです。

なぜなら、自分は少数派でありたいから。

既成概念や偽善に縛られない、自由な思考を大事にしていたい気持ちが現れています。