キミの人生と言う名の舞台じゃ キミが主人公
出典: 解き放て、我らが新時代/作詞:宮本浩次 作曲:宮本浩次
後半部分のこの辺りもとても大切です。
職場での搾取など疎外された人生では自分が自身の人生での主人公である実感は後退するものです。
何よりもその事に気付いて自分自身を解放しようというのが宮本浩次の渾身の想い。
「オレ」だってHIP HOPに挑戦して殻を破っている。
「キミ」にもできることがあるはずだ。
この歌詞はいつものエレカシの安心できるサウンドでは説得力に欠けていたかもしれません。
「宮本浩次」の名前で届けたかった熱い魂
宮本浩次ソロの真骨頂
Na NaNaNaNa
解き放て
Na NaNaNaNa
我らが新時代
Na NaNaNaNa
永遠のチャレンジャー
しばられるな! 解き放て、理想像
胸の奥の宝物 この世で一番大切なモノ
お前の笑顔とオレの魂
しばられるな! 解き放て、理想像
胸の奥の宝物 この世で一番大切なモノ
お前の笑顔とオレの魂
出典: 解き放て、我らが新時代/作詞:宮本浩次 作曲:宮本浩次
終盤の畳み掛けるようなラインです。
この曲が3分に満たないのが本当に残念。
最初から「1曲リピート」の設定にして途切れることなくこの曲を再生させるといいです。
変わりゆく時代の中で変わらない普遍的な宝物のような価値を大事にしたいと宮本浩次は歌います。
普遍的な価値を大事にする一方で自分を解放せよとも歌うのです。
随分と注文が多いのは確かなのですがどれも正論。
混沌としたボーカル・ワークで多声音楽のような響きになっています。
HIP HOPの源流は説教師のスピーチやゴスペルとも関連するもの。
世俗的なようで実は厳かなルーツをもっています。
この歌もどこか神々しいです。
大切にしたいものは身近な人が笑っていられることと自分自身の根拠。
新時代が開けるけれども今度こそ時代を我らがものにしよう。
宮本浩次が「個人・宮本浩次」として伝えたかったことのすべてが熱の塊のように凝縮している。
それが「解き放て、我らが新時代」です。
ここまで読んでいただいてありがとうございます。
OTOKAKEで振り返る宮本浩次ソロ活動
宮本浩次が東京放送児童合唱団以来再開したソロ活動(?)。
OTOKAKEではこれらの活動を完全網羅しています。
椎名林檎と東京スカパラダイスオーケストラとのコラボ曲。
2019年2月に発表したソロ名義「冬の花」。
ぜひご覧ください。
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