壊したかったが 壊せなかった
私の理想鏡は ここしかなくて
意味もなく手を差し伸べてしまった
鏡の奥へ
出典: ホロネス/作詞:美波 作曲:美波
そしてここで描かれるのは、鏡の中の自分も結局否定しきれなかった主人公でしょう。
彼女が語るのは「自分の理想はここにしかなかった」という言葉。
嘘を除けば何も残らない彼女がすがれるものは、鏡に映った偽りの姿だけだったのです。
偽りこそが真の姿
To virtualize a lie
非現実的現状 ありもしない鏡像
消えていく境界線を
返してくれよと帰してくれよと
もう一度 やり直させて欲しくて
出典: ホロネス/作詞:美波 作曲:美波
「ありもしない鏡像」という言葉が突き刺さるこの部分。
偽りの自分などありもしなかったのです。
「自分は自分でしかない」とでもいうように、本当と嘘の境界線が消えていきます。
偽りだと思っていた自分こそが、真の自分の姿。
それを受け入れられない主人公の様子が描写されています。
自分を変えたいのなら
本物はここにいるんだ
「それは違う、違うんだ」
幻影の私を愛さないで 忘れないで
お願い 想いを馳せて 誓うよ
“I won’t lie to you again. You have my word.”
出典: ホロネス/作詞:美波 作曲:美波
そんな主人公に対して鏡の中の自分が諭すように言います。
「それは違う」すなわち鏡に映った自分は偽物なんかじゃないと。
嘘で着飾った自分もれっきとした自分。受け入れて愛すべき自分なんだと。
「あなたにもう嘘はつかない。あなたの言葉は私の言葉だから」
という言葉で締めくくられるこの曲。
結局最後は自分は自分でしかないということに落ち着きましたね。
嘘で塗り固められた自分を変えたいのなら、まずは自分に正直になるところから。
ダークな中にも、希望を感じられるメッセージが込められていました。
ツアーも開催決定!
ここまでご覧いただいた方なら「ライブを観に行きたい!」と思う方もおられるでしょう。
そんなあなたに朗報です。今夏、美波のツアーが開催されますよ!
題して「美波 2018 SUMMER TOUR"LILAC"」。
8月20日、名古屋CLUB UP SETを皮切りに全国7カ所での公演を予定。
ツアーファイナルは9月9日、渋谷CLUB QUATTROにてワンマンで行われます。
お近くの会場もきっとあるはず。公式サイトを要チェックです!
美波 OFFICIAL WEB SITE
その才能に期待!
今回は美波の「ホロネス」を紹介しました。
彼女の才能を存分に感じられる1曲となっていたのではないでしょうか?
二十歳と若い彼女は、アーティストとしてもまだまだ走り始めたところ。
今後に多大な期待が掛かりますね!
ファンとの距離感を大切にするというスタイルも、いつまでも忘れずにいて欲しいものです。
美波の曲が好きだという方は「majiko」の楽曲も聴いてみてはいかがでしょうか。
よく似た部分があるので、きっと気に入っていただけるはずです。
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