WANIMAから日本人へ!痛烈なメッセージ!
WANIMAが日本人へ送る、日本人をテーマにした1曲「Japanese Pride」。
当たり前になってしまってる日本人の国民性、海外から見たら結構変だよ!
という彼らのメッセージは、彼らが日本人だからこそ持っているコンプレックスから来ている部分もあるでしょう。
冗談交じりに訴えてくる彼らですが、それでも的を射ていて、痛いところをついてきます。
これからの日本を盛り上げていこうと奮起する彼らの声には、日本の音楽シーンを突き動かす意志が感じられます!
シンプルイズベスト!
そんな「Japanese Pride」、コミカルなラップがなんとも気持ちいい1曲ですが、なんとこの曲、間奏がありません!
2分19秒、短い曲ではありますが、終始歌いっぱなしです。
間奏を一切入れないという大胆な発想が功を奏し、サラっと聴けて入ってきやすい曲に仕上がっています。
演奏に関していうと、ほとんど同じコード進行の繰り返しです。
こんなにシンプルでいいの!?と思ってしまいますが、そんな中にもリスナーを飽きさせない小技がふんだんに散りばめられています!
同じコード進行でこれだけのバリエーションが違和感なく詰め込まれていることから、シンプルながらにじっくり練られた曲だということが伝わってきます。
「Japanese Pride」の歌詞に迫る!
90年代バンドブームを懐かしむ
スカスカのフロア 残したいつかの憂いは…?
あどけないあの頃がフラッシュバック
今は立派な君のパパも 1度は聴いてたんだHi-STANDARD
Reggae PunkにHip Hop R&B 演歌にRockも含めて
時代を超え俺たちのルーツ 次第に口遊む また必ず
出典: Japanese Pride/作詞:松本健太 作曲:WANIMA
1番Aメロでは、ライブハウスの閑散とした客席を見て、バンドブームと呼ばれた90年代を懐かしんでいる様子が描かれています。
あの頃はライブハウスにも人がたくさん居て、みんなHi-STANDARDに憧れてバンドをやってた。
そしてまたブームはやって来ると信じている。
そんな意味を含む歌詞からは、自分たちが古き良き音楽を伝えていくという意思が感じられます。
Hi-STANDARDは今も活動していますが、90年代のバンドブームを引っ張った代表格ともいえるバンドです。
WANIMAの音楽性からは、Hi-STANDARDの影響も確かに感じることができます。
歌詞に登場するぐらいですから、相当なリスペクトを持っているのでしょう。
SHAKE SHAKE Japanese このままじゃ終われない 日本の侍
SHAKE SHAKE Japanese このまま隠れてる忍者じゃ笑えない
SHAKE SHAKE Japanese 寿司、芸者、天ぷら、フジヤマ、
ハラキリ
SHAKE SHAKE Japanese
出典: Japanese Pride/作詞:松本健太 作曲:WANIMA
「日本よどうした!立ち上がれ日本人!」とでもいうようなサビの歌詞。
侍は男気を象徴し、隠れてる忍者は大人しいといわれる日本人を象徴しているように感じます。
外国人が知っている日本のものを並べていることから、世界と日本を比べていることも伝わってきます。
Aメロからの流れを考えると、「日本の音楽も世界に負けてらんねーぞ!」という気持ちの表れのようにも捉えられますね。
これぞ日本人!
常に爽やかで憎めない非常識を 金とかじゃなく円より縁を
自尊心奏でる愛を 世界を驚かせる協調性
足元に咲く花の様 誰からも求められずとも努力を
自己否定出来る大人に 自分の価値観は捨てお黙り
出典: Japanese Pride/作詞:松本健太 作曲:WANIMA
2番Aメロの歌詞は、まさに外国人から見た日本人の特徴を表しています。
日本人の真面目さは外から見るとアブノーマルだということ。
日本人はお金よりも人との縁を大事にしがちなこと。(お人好しだということ?)
日本人の協調性は他に類を見ないレベルだということ。
日本人はコツコツ頑張る人が多いということ。
そして日本では出る杭は打たれるから、大体の人が周りに合わせるということ。
良い部分も悪い部分も含めて、これぞ日本人というような歌詞ですね!
同じ歌詞でも意味が違う?
1番と2番のサビの歌詞は全く同じものが使われていますが、それぞれのAメロからの繋がり方で、感じるメッセージも変わってきます。
1番のサビは、音楽シーンを盛り上げていきたい気持ちの表れです。2番のサビは音楽シーンではなく、日本人自体に「このままでいいのか」と投げかけているように感じられます。
歌詞の前後関係で伝わり方が変わってくることから、時間の芸術といわれる音楽の面白さが伝わってきますね!