第10位:「WHITE」

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2018年にリリースされた、オリジナルアルバムとして8作目となる作品。

現在進行形のR&BやHIPHOPサウンドを彼なりの解釈で表現しています。

印象に残るのはアルバム全体に多用されたボーカルエフェクト、そして空白を重視したビートの配置です。

それらのシンプルなアレンジからは、アーティストとしての余裕のようなものが感じられます。

「WHITE」の注目曲

冒頭「dance with me.」に導入された「音のつぶれたボーカル」から、本作で彼が目指したサウンドが垣間見えます。

「声」を届けてきた清水翔太が、その「声」さえもひとつの音と捉えて手掛けたアレンジへのこだわり。

その精神は、例えば「Good Life」や「Friday」のような楽曲でも展開されています。

また「Beautiful」のようにポップなアプローチで表現された作品もやはり健在です。

第9位:「FLY」

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7作目となるオリジナルアルバム

2017年にリリースされています。

前作に引き続き、サウンドを思いきり本場R&Bの方向に振り切ったような仕上がりです。

さらに表現力を増したボーカルからは、アーティストとしての成長が感じられます。

「FLY」の注目曲

シングル曲である「My Boo」で歌われている神聖な愛の誓いにうっとりしてしまうファンの方も多いはず。

また、同じくシングルとしてリリースされている「FIRE」では、一転してシリアスな表現によって想いが綴られています。

「夢がさめないように」で聴けるボーカルアプローチは、ラップのフロウとR&Bの歌唱法をミックスしたようなもの

「Because of you」は穏やかな雰囲気で、そこからはゴスペルソングのような器の大きさも感じられます。

第8位:「PROUD」

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本作のリリースは2016年3月。

タイトルのとおり、音楽にかける彼の「誇り」のようなものが込められた作品です。

このアルバムからアーティスト「清水翔太」としての音楽性はさらに自由になっていきます。

そのサウンドの変化に戸惑ったファンの方も少なくないはず。

自分の信じる音楽に正面から向き合い、それをストレートに表現しています。

「PROUD」の注目曲

アルバム冒頭を飾る「Feel Good」とピアノのシンプルなアレンジは、本作における彼の心境を表しているようです。

また、シングル「Damage」や「thinking bout you」で描かれる傷心の世界は高いボーカルスキルがあってこそのもの。

90年代初頭のオールドクラシックなHIPHOPに敬意を払った「ANIMAL」、そして軽快な「Good Conversation」にも注目です。

第7位:「ENCORE」

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2014年にリリースされた、5作目となるアルバム。

デビュー当時からあるパブリックイメージとしての「清水翔太」をさらに拡張したような、親しみやすい作品です。

彼に馴染みのない方でも、ひとつのボーカル作品として歌声やメロディラインを楽しめるはず。

「ENCORE」の注目曲

一番にお勧めできるのはシングル曲でもある「DREAM」で、そのメッセージやサウンドは普遍的なものです。

また「君が見つけたもの」のビートからは、海外で一時期「R・ケリー」あたりが取り組んでいたアプローチを思い起こさせます。

「ナツノオワリ」などの仕上がりはJ-POPにより近いものだと感じられますが、彼が歌うとリッチなものに思えてしまうから不思議です。