浦島坂田船の「Carry Forward」!

キャラクターソングアルバム『Four the C』に収録

【Carry Forward/浦島坂田船】勇気をくれる歌詞の意味を解釈!同じ船に乗る僕らは運命共同体の画像

Four the C』は、2017年7月5日に浦島坂田船から発売されたキャラクターソングアルバムです。

内容は満載!

まずカバーですが、「神のまにまに/れるりり」「ゴーストルール/DECO*27」「サマータイムレコード/じん」など数多のボカロを収録。

もちろん浦島坂田船のオリジナル曲も豪華です。

世界は恋に落ちている」で有名なHoneyworksさん

夜空にふたつ」で知られるkoyoriさん…といった有名ボカロPの方々が曲を手掛けられています。

キャラクターソングアルバムというだけあって、1人ずつの曲やペアでの曲も多いです。

が、やはり注目したいのは4人での歌。

今回詳しくCHECKする「Carry Forward」は、アルバム1曲目「Sailor's High」とともに船をテーマとする4人曲です!

「Carry Forward」はアルバムの最終曲。

『Four the C』は船で始まり船で終わるアルバムということになります。

Fourが指すのはFor、Cが指すのはSea。

「海へ」をもじったタイトルのようです。

ファンの事をcrewと呼ぶ「浦島坂田船」らしさが出ている盤です。

それではここから『Four the C』収録、「Carry Forward」の歌詞に注目してみましょう!

サビで好スタート!

【Carry Forward/浦島坂田船】勇気をくれる歌詞の意味を解釈!同じ船に乗る僕らは運命共同体の画像

Carry a dream 必ず届けるよ
Carry the day 人繋ぎの運命共同体
We are in the same boat now

出典: Carry Forward/作詞:halyosy 作曲:halyosy

波音と和楽器サウンドが聴こえてきた…かと思えばいきなりサビが入ります。

勢いの良いスタートです。

「夢や日々を必ず届ける船」。

はじめから聴く人の心を鷲づかんでいきます。

ここのポイントは、「ひとつなぎ」が「一繋ぎ」でなく「人繋ぎ」になっているところ。

人と人が繋がり、ともに進むからこその「運命共同体」なのですね…!

つかみがばっちりすぎます。

1番

サビ前まで

そんなにしょげてどうしたんだい
航路図が破れて未来に迷ったのかい
実は君宛の荷物を預かってるんだ
それは情熱という名の羅針盤

出典: Carry Forward/作詞:halyosy 作曲:halyosy

語り掛ける言葉の調子にやさしさを感じます。

何も迷わない方、というのはめったに見かけません。

今生活の中で私達が感じているリアルな「迷い」に、この歌はまっすぐ刺さります

押しつけでもなく、だからといって淡白でもなく、「羅針盤」を私たちに届けてくれるようです。

さらにこんな言伝が添えてある
「もし君が挫けそうな時
周りをよく見てごらん
君は君でしかない
命は短いんだ
悔やんでる暇なんてない
さぁ休憩は終わり
心の針が指す方角へ舵を切れ」

出典: Carry Forward/作詞:halyosy 作曲:halyosy

3行目から怒涛の台詞パート

4人が代わる代わる語ってくれます。

びっくりされた方も多いはず。

同時に、自然と笑顔になれる部分です。

この歌のまっすぐさがとてもよく現れている部分です。

サビ突入!

【Carry Forward/浦島坂田船】勇気をくれる歌詞の意味を解釈!同じ船に乗る僕らは運命共同体の画像

Carry a dream 必ず届けるよ
Carry the day 人繋ぎの運命共同体
Carry a dream 何度も挫けたっていい
Carry forward その度に運ぶよ
Carry forward 世界のどこに居ても
絶対見つけるから
We are in the same boat now

出典: Carry Forward/作詞:halyosy 作曲:halyosy

ここで初めてサビの全容が明らかに。

タイトルにもある"Carry"をふんだんに使うサビです。

キャッチーな印象を与えます。

フレーズをみんなで叫ぶように繰り返したり、コーラスが大きめなところもまた一体感を感じさせます。

「Carry Forward」にはずっと前進の印象を抱いてきました。

そう、タイトルにもあるように「Carry Forward」、前に運ぶのですね。

この歌を聴いている人達を全員船で明るい未来に運んでくれそうな、そんな歌なのです。

というのも、Carry~のフレーズの主語はWe(=歌っている浦島坂田船の4人)や船そのものともとれがちです。

しかし、最後の「We are in the same boat now」という一節が重要となってきます。

ここで聴き手のことも一気に巻き込んでいるからです。

この後の伴奏もおもしろいです。

間奏部分はドラムを効かせ、その後しばらく控えめに。

2番にかかる展開を豊かにしています。

2番

サビ前