2001年にEXILEのボーカルとしてデビューしたATSUSHIは、2006年よりソロとしても活動を始めます。
その他、2004年から2006年までCOLORというユニットも兼任していました。ちなみにCOLORはその後メンバー変更を経て、DEEPという名称で活動しています。
さらに、2016年には新たなプロジェクトとして、NYで活動するアーティストを集めたバンドRED DIAMOND DOGSを発足させました。
RED DIAMOND DOGSオフィシャルサイト
同年8月末には、海外留学を発表。必然的に国内での活動は制限されることになるため、ファンにとっては衝撃的なニュースでした。
しかし、2018年に国内に拠点を戻すと約束しています。
EXILEに戻ってくるのか、ソロや別ユニットでの活動が主になるのかはわかりませんが、また頻繁に彼のパフォーマンスが観られる日も近いかもしれません。
また、2017年10月にはイタリアの聖マウリツィオ・ラザロ騎士団からナイトの称号を授与されたという、驚きのニュースも飛び込んできました。
海外での文化貢献活動などの功績が認められたという理由で、着々と実績を積んでいる様子が窺えますね。
「青い龍」の意味深な歌詞を読み解いてみよう
ATSUSHIは「青い龍」作成にあたって医療問題について学び、歌詞に自分の考えを投影させたそうです。
どんな内容なのか興味深いですね。さっそく見ていきましょう!
ここから歌詞抜粋と解説
答えを探してた
理想の世界はこの手で
掴めるのだろうと
変わらないモノでさえ
流れる雲の隙間に
希望を信じて
出典: 青い龍/作詞:ATSUSHI 作曲:MATS LIE SKARE, ON SMASH!
冒頭のこの箇所からは、理想の世界を自分で作るという、志の高さが感じられます。
模索しながらも、将来への希望を抱き続けるという点は、「医龍」の主人公の姿と重なります。
言葉で慰めあって
何が変わるわけでもない
刹那を瞳に映してる
その意味を探していたんだ
出典: 青い龍/作詞:ATSUSHI 作曲:MATS LIE SKARE, ON SMASH!
ここでは、優しい言葉で取り繕っても、実際に行動しないと何も変わらないと言っているようです。
刹那(=瞬間、ほんの短い間)という言葉に厳しさが漂っています。
そう馴れ合いの時を
どれだけ過ごして
何が変わっていったのか
伸ばした両手を
すり抜けてゆく様な
その感覚だけ…
出典: 青い龍/作詞:ATSUSHI 作曲:MATS LIE SKARE, ON SMASH!
ぬるま湯に浸かっているような関係からは何も得られないという内容で、前の項と似ていますね。
そんな状態では、何かを掴もうと思っても、手からこぼれ落ちてしまうだけだと指摘しています。
幻を愛した
理想の世界や
想いは真実以外になくて
出典: https://twitter.com/EXILElove_b/status/941077006493532161
幻想を見て、それに惹かれてしまったと自戒しているのでしょうか。
人は見たいものを見るものですから、勝手に相手の人や状況を理想化することができます。
しかし、真実の中にしか、本物の理想を追い求めることはできないと語っているようです。
君を信じたい
ただわずか わずかでも…
幻を愛した
行き先のない
想いを 導いてくれ
出典: 青い龍/作詞:ATSUSHI 作曲:MATS LIE SKARE, ON SMASH!
ここでの「君」は、好きな人でも、仲間でも当てはまりそうです。
幻想ではなく、真実を見つめるために「君」に助けてほしいと訴えています。
わずかでも、というフレーズに切なさを感じますね。
隣に寄り添っていた
君の心見つけられない
一人で過ごしていたようで
終わりさえ探している
出典: 青い龍/作詞:ATSUSHI 作曲:MATS LIE SKARE, ON SMASH!