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AAA【Memory Lane】歌詞の意味を解釈!なぜ「ありがとう」を口にしない?何より大切なのは…の画像

【Memory Lane】は、2013年にリリースされました。

収録アルバム「Eighth Wonder」というAAA8枚目のアルバム

ちなみにこのアルバムは7thアルバムから1年を経てリリースされたものです。

ファンとしては待望の8thアルバムとなりました。

そしてその期待に応えるように、中身はAAAのアルバム史上初のCD二枚組仕様!

メンバー渾身の内容となっています。

そして【Memory Lane】はというと、2枚目のCDの1曲目を飾っています。

これはかなり重要なポジションといえるでしょう。

【Memory Lane】ファンを引き込む渾身の1曲でもあるのです。

登場人物

人混みを避けながら進んだ 同じ歩幅で歩く並木道
過ぎていく季節をただ眺めていく 退屈な気持ちって幸せだと

出典: Memory Lane/作詞:Kenji Kabashima 作曲:Kenji Kanashima・Kosekibeatz

【Memory Lane】の曲は恋愛ソングです。

登場人物は彼氏と彼女の2人。

歌詞の様子から察するに、比較的若い2人でしょう。

しかし付き合いはそこそこ長いと見てとれます。

というのも、2人がお互いのペースに慣れているような描写があるからです。

息をするように人混みを避け、当たり前のように同じペースで歩く2人。

一緒にいることに落ち着きを感じていることでしょう。

それどころか歌詞には「退屈」という言葉もあります。

しかし2人はそんなありふれた日常も幸せだと感じているようです。

何気ない喧嘩も慣れたもの

言葉足らずでケンカをしても いつもみたいに二人見上げた
限りない星が浮かぶ夜空

出典: Memory Lane/作詞:Kenji Kabashima 作曲:Kenji Kanashima・Kosekibeatz

恋人同士の関係はいつも穏やかに、そして楽しくいられるのが理想です。

しかし現実はそううまくいきません。

曲中の2人も、しばしば喧嘩をしているようです。

お互い分かりあっているようでも、意外とすれ違いは起こります。

お互いへの慢心がそういったすれ違いを起こすこともあるでしょう。

しかし2人はそんな喧嘩をしても別れるようなことはないようです。

2人だけのいつもの方法で気持ちを落ち着けます。

そして気づけばまた仲直りしている、といった感じ。

本当の絆で結ばれている2人だからこそ強固な関係が出来ているのです。

本当の気持ち

もっと甘えたい

理由もない強がりのそばで 息ひそめる甘えたい心
素直に伝わればいい 僕だって想いは同じなのに

出典: Memory Lane/作詞:Kenji Kabashima 作曲:Kenji Kanashima・Kosekibeatz

主人公の一人称は僕。

この曲は男性目線で描かれています。

何気ない日常を大切に歩んでいる2人ですが、主人公には秘めた思いがあるようです。

それは「もっと素直に甘えたい」という気持ち。

これを見て共感する男性も多いかもしれません。

関係性が出来上がりつつある2人の間には、どことなく「今更感」が漂うことでしょう。

さらに男性となると、素直に感情表現をするのが恥ずかしいのかもしれません。

しかしそれを口にはせず、彼女にも伝わっていればいいなと密かに願っているのです。

分かっている彼女

I can't say こんな僕のことを
Already know 君が抱きしめるよ
思う以上に 温かなぬくもり

出典: Memory Lane/作詞:Kenji Kabashima 作曲:Kenji Kanashima・Kosekibeatz

主人公のことをしっかりと理解している彼女

主人公は恥ずかしがり、本当の気持ちを全て言い出せずにいます。

しかしそんなことも彼女はお見通し。

全てを察したように、彼をぎゅっと抱きしめてあげるのです。

彼は「バレてるな。」と、思うことでしょう。

しかしそれが2人を繋ぐものでもあるのです。

言葉に出さなくても分かりあえる関係性というのは中々実現できません。

2人だけの密な関係を、お互いに楽しんでいるようです。

お互いを信じている