初の実写MV

僕らだけのシャングリラ」は、すとぷり初の実写MVとして注目を集めました。

メンバーが黒いシルエットで踊るさまに、胸をときめかせた方も多いのではないでしょうか。

YouTubeMVが公開されているので、ぜひご覧ください。

実写MVに対するメンバーのコメントも書かれていますので、そちらも見所ポイントです。

悲しませたくない

泣かないで

どうしてそんなに ふさぎこんでんの
うつむいていちゃ分かんないからさ
顔を上げて 涙拭いてよ
君のまま 変わらなくていいよ

外は天気雨なんだ 僕らの気持ちみたい
アイツのせいで泣いていたんだろ?

出典: 僕らだけのシャングリラ/作詞:Naohisa Taniguchi 作曲:Yu Nakano

上記の歌詞は、悲しんでいる「君」を主人公が優しく慰めていることを表していました。

「君」は「アイツ」との間に何かショックな出来事があったようです。

その内容は4行目の歌詞から推察できます。

このフレーズは「君はそのままで十分魅力的だよ」という意味でした。

もちろんこれは主人公の本心ですが、「君」を元気づけるための言葉でもあったようです。

そう考えると、上記とは真逆のことを「アイツ」に突きつけられたのではないでしょうか。

たとえば「アイツ」が彼女に「可愛くない」というような内容を言った可能性があります。

そこまで直接的ではなくとも「君」は「アイツ」の好みのタイプではないのでしょう。

その事実は、彼女をひどく傷つけました。

こんなに深く傷ついたことからわかる通り、「君」は「アイツ」を好きなのです。

ですが、彼女の恋は上手くいっていません。

ここで5行目の歌詞に注目してください。

「僕らの気持ち」を「天気雨」にたとえていました。

「天気雨」とは、晴れている最中に雨が降ることを指します。

彼女の悲しんでいる様子がを指していることはわかりますが、晴れとは何を意味しているのでしょうか。

後ろめたいけど本当は

僕は
嬉しい…
そんなこと言えない…

出典: 僕らだけのシャングリラ/作詞:Naohisa Taniguchi 作曲:Yu Nakano

上記の歌詞は、後ろめたく思いつつも「君」が悲しんでいることを「僕」が喜んでいるさまを表しています。

つまり「天気雨」における晴れの部分は、主人公である「僕」の気持ちを指していました。

勘違いしないでいただきたいのですが、彼は「君」が悲しんでいること自体が嬉しいわけではありません。

「君」の恋上手くいっていないことが嬉しいのです。

悲しそうな「君」を見るのは心苦しいけれど、「アイツ」と上手くいかなくてよかった。

上記の歌詞は、「僕」のそんな後ろめたい気持ちを表していました。

このような複雑な気持ちを抱くのは、「僕」が「君」のことを好きだからです。

「君」と「僕」の関係性

自分を選んでほしい

アイツのことは忘れてさ
このまま僕の胸にいればいい
寂しい時はそばにいる
僕を頼っていい

出典: 僕らだけのシャングリラ/作詞:Naohisa Taniguchi 作曲:Yu Nakano

2行目の歌詞から、「僕」が「君」を抱きしめながら慰めていることがわかります。

「君の魅力もわからないヤツに渡したくない」という気持ちがあふれていました。

3行目の歌詞は「君が辛いときは僕が支えるから」という意味です。

「君を全然助けてくれないアイツより、のほうがずっと役に立つよ」と自分を売り込んでいます。

「アイツ」より「僕」のほうが「君」にとって、良い男であることをわかってもらいたいと思っていました。

「シャングリラ」が指すもの

捜そうよ 僕らだけのシャングリラ

出典: 僕らだけのシャングリラ/作詞:Naohisa Taniguchi 作曲:Yu Nakano