「maximum the hormone」と「小さな君の手」とは?
「maximum the hormone」とは
「maximum the hormone」は、2011年3月23日にリリースされたシングル「グレイテスト・ザ・ヒッツ 2011~2011」に収録されています。
このシングルは、シングルでありながらトリプルA面のいわばミニベストアルバムのようになっています。
シングルのタイトルをみても、そのことはわかりますね(笑)
他の2曲は、「鬱くしき人々のうた」と「my girl」です。
オリコンチャートでは、2週続けての1位を獲得しています。
常に全力投球を続けているマキシマム ザ ホルモンらしい1枚となっています。
そして今回ご紹介する「maximum the hormone」ですが、セルフタイトルになっています。
まさにマキシマム ザ ホルモンとは、こういうバンドだ!といえる曲となっています。
「小さな君の手」とは?
そして今回の「maximum the hormone」を語る上で、必要不可欠な曲が「小さな君の手」です。
タイトルをみると、全く関連性がわからないと思いますが、この曲はマキシマム ザ ホルモンがファンに向けて投下した爆弾曲なんです!
その理由というのが、2011年2月3日にオフィシャルHPで新曲MVの発表がありました。
そこで第一弾として公開されたのが、この「小さな君の手」を含む「maximum the hormone」だったので。
”含む”というとわかりずらいと思いますが、ファンにフェイク曲として公開した曲です。
マキシマム ザ ホルモンといえば、ハードロックなバンドです。
公開を心待ちにしていたファンも、そんな曲を期待しているに違いない。
そんな気持ちを敢えて裏切るように、ポップで癒し感満載の「小さな君の手」を公開したということです。
これにはファンもざわつきHPの特設掲示板には、抗議の書き込みが多発したほどです。
しかし、曲を聴き進めていくとこの謎が解けてくるのですが、冒頭だけ聴いてしまった方はショックを隠し切れない様子でした。
常にファンを楽しませてくれるマキシマム ザ ホルモンらしいアイディアに、面食らったファンも多いと思います(笑)
歌詞紹介
「小さな君の手」歌詞
腕の中で 眠る君に 僕は願うよ
未来が幸せでありますように
腕の中で 笑う君に 僕は歌うよ
たくましく育て 生きてゆくことの その意味を
出典: 小さな君の手/作詞:マキシマムザ亮君 作曲:マキシマムザ亮君
この曲は、ポップスの中のポップスをイメージしてマキシマムザ亮君が制作した曲です。
歌詞の内容は、生まれてきた子供に対しての愛情をイメージしています。
この曲もさることながら、歌詞の完成度の高さに驚きます。
サプライズでフェイクMVとして制作したとは思えないクオリティの高い曲です。
しかしあくまでもメイン曲は「maximum the hormone」です。お忘れなく(笑)
甘っあまで、ぷりっぷりのポップスの歌詞が感じられる歌詞です。
マキシマム ザ ホルモンのファンからすれば、このような歌詞は相反する存在です。
しかし筆者的には、「小さな君の手」も普通にいい曲と思って聴いてしまいました(笑)
意図としていることは違えど、マキマムザ亮君の才能には脱帽です。
「maximum the hormone」歌詞
葬れ仇 狼煙あげ
己 ただ 幾千 辿れ
脳汁出して宿命と踊れや
大口開け 脂加え
臓器荒れて むくみ 腫れ
糖質増やして宿便と踊れや
出典: maximum the hormone/作詞:マキシマムザ亮君 作曲:マキシマムザ亮君
「小さな君の手」からは、全くイメージの付かないこの「maximum the hormone」の歌詞。
何度も繰り返されるこの歌詞。
一見、内容が見えてこないように感じますが、ファンなら納得の歌詞なんです。
それは、マキシマム ザ ホルモンといえばメンバー1名を除いて、豊満な体系が売りの一つです。
(現在は、諸事情によりダイスケはん以外は、痩せています。)
ライブのレスポンスなどでも、「麺カタこってり」とラーメンの好みをお決まりに使うほどです。
ファンのことを「腹ぺこ達」と呼ぶのも、この方たちの特徴です。
そんなマキシマム ザ ホルモンらしい歌詞が、この歌詞といえるのです。
思うままに生きている姿が感じられる、ロックな生き方を感じますよね!
マイナスと思われがちな体系を、敢えて全力で武器にしているところもすごいです。
ぽっちゃりファンが多いのもその生きざまに同調している、ということもあるのかもしれませんね。
まさにこの歌詞こそが「マキシマム ザ ホルモン」というバンドの象徴なのです!
ブレイキンリリーカッターナイフエンピBBワイ俺
WEARETHE俺(椎名バス停)
三品ポンセウイスキーちえみボブ霊魔スキップを100歩
薄気味椎名バス停
出典: maximum the hormone/作詞:マキシマムザ亮君 作曲:マキシマムザ亮君
そしてこちらが最後の歌詞です。
この歌詞には、過去の楽曲に関する単語や言葉が凝縮されています。
その楽曲は何曲もありますが、例えば「糞ブレイキン脳ブレキン・リリィー」や「falling jimmy」などです。
ファンなら一発でピンときたと思います。
そんな過去曲も含めて現在の「マキシマム ザ ホルモン」である!ということがわかります。
様々な過程を経て、今があるということですね。