王道バラード!

【love】清水翔太の恋愛観がわかる歌詞を徹底解説!アルバム『Naturally』に収録♪PVもの画像

記念すべき清水翔太10枚目のシングルは、王道バラードでした。

独特のやさしく包み込むような歌声に、虜になってしまう人も多いはず。

自身の恋愛観をたっぷりと盛り込んでできあがったというこの曲。震災後、スランプに陥った後に発表された自信作です。

自分がどのように世の中の役に立つべきかと悩んだ末に生まれたのが「love」。やっぱり清水翔太のやりたいことはコレ♪って思ったんでしょうね。

売れるためだけに作ったものではない、曲作りへのストレートな想いが伝わってきます。

それではさっそく、どんな恋愛観が歌詞に盛り込まれているのか見てみましょう。

リアルな恋愛観が分かる歌詞

美しい旋律からはじまる恋愛模様

透明な涙が 君の頬をつたってく
そう、目に見えない
感じとれない 痛み

そっと風が吹いた
また夏が近づいた
切なくて 寂しくて
君をそっと抱きしめた

出典: love/作詞:清水翔太 作曲:清水翔太

彼女がどうして泣いているのか分からないことは、案外よくあることでしょう。

そこには、なぜ泣いているのか分からない彼女がいます。バイオリンの涼し気な旋律と共に、爽やかな風が吹きます。

どうして泣いているの?と聞きもせず、やさしく彼女を抱きしめる彼の姿が目に浮かぶようです。

きっと彼女も聞かれても説明できないはず。泣いている今はそっと抱きしめてほしいだけなのかもしれません。

そんな女心を直感的に感じ取っているやさしい彼の姿が浮かび上がります。

初期のころはもっとストレートに説明しているような歌詞でしたが、10枚目のシングルとなるこの曲の歌詞は、説明ではなく情景から感情が思い浮かぶような歌詞になっています。

君の背中 両手で感じていた
もう離さない 離せない
ずっと君と生きていたい

出典: love/作詞:清水翔太 作曲:清水翔太

抱きしめているうちに、「君」への愛が膨れ上がります。愛する気持ちがあふれ出し、サビに向けて最高に盛り上がります。

ラブソングの王道を行くサビ

痛みのない愛があれば
どんなに楽だろう
君を想えば想うほど
僕は、君を傷つけてしまう

やらかい光の中 君の手握ってる
僕ら、一緒にいたいのさ
たとえ、何度間違っても
I Love You

出典: love/作詞:清水翔太 作曲:清水翔太

恋愛には痛みが伴うもの。人はだんだん大人になり、そのことを学んでゆきます。楽しいことだけでは続かないリアルな恋愛を知ってゆくのです。

最高に盛り上がるサビ部分は、「君」への愛があふれます。痛みが伴うことを知っているからこそ、痛みのない愛があれば!と懇願します。

好きでいればいるほど傷つけてしまうことはよくあることです。それが恋愛だと分かっていても、どうにもならない気持ちに途方にくれているのでしょう。

幸せ感が伝わってくるサビ。でもちょっぴり切ないメロディーに、聴いているとキューッと胸が苦しくなります。

恋愛というものの苦しさを知ってしまった虚無感が感じられ、切なすぎます。

でも、I Love Youとつぶやいて終わるあたりは、まさに王道のラブソングですね!

「君」を口説き倒す2番

ずっと探していた 君の様な人を
そう、何もかも分かち合える人を

今まで気づかずに
通りすぎてしまっていた
やさしさの 1つずつ
君に歌いたいんだ

出典: love/作詞:清水翔太 作曲:清水翔太

2番に入っても「君」への想いは止まりません。彼女は、ずっと君のような人を探していたなんて言われたらキュンとしてしまうでしょう。

普段は日常が何気な過ぎて、見逃してしまうやさしさもあるでしょう。その1つ1つを歌にするというのだから、もう運命の愛ですね。

現実には清水翔太の彼女がいたのでしょうか?これを聴いている彼女の気持ちはどんなものだったのだろう?と想像してしまいます。

甘い表現でとことん彼女を口説き倒す清水翔太節が炸裂しています。

震災後に書かれた曲ということで、今まで考えずに過ごしてきたやさしさや愛、幸せなどについてじっくり考えたのかもしれません。

その結果生まれた曲には悟ったような部分があり、なんとなく涙を誘います。

夜の孤独 恐れて震えてた
あの頃には 戻らない
ずっと君の側にいたい

出典: love/作詞:清水翔太 作曲:清水翔太

1人きりで震えていた過去の自分と今の幸せな自分を比べ、もう君を離さない!と女性への想いが高まります。

救ってくれたのはやっぱり「君」