次世代を担うバンドthe shes gone
今巷で話題のバンドthe shes gone。
彼らが何故注目を集めているかというと2017年に行われた「RO JACK for COUNTDOWN JAPAN17/18」がきっかけでしょう。
年末に行われる大型ロックフェス「COUNTDOWN JAPAN 17/18」のオーディションに当たるこの大会。
the shes goneはここで優勝を飾ったバンドなのです。
しかし驚くのはその事実よりも、スピード感でしょう。
彼らが結成したのは2016年の春。
なんと結成から2年も掛からず、日本最高峰のフェスである「COUNTDOWN JAPAN」への出演を決めてしまったのです!
このことはバンドにとって大きな転換となりました。
目まぐるしく変わっていく状況に彼らも驚いているのではないでしょうか?
しかしそれだけの実力を持っているのは事実。
まだ全国流通の作品をリリースしていない彼らを知らないという方も多いはずです。
今回は彼らの「想いあい」という楽曲からその魅力を探っていきましょう!
注目の1曲「想いあい」に迫る
今回紹介する「想いあい」は2018年3月22日に「young」との両A面シングルとしてリリースされました。
作品の販売はライブ会場と一部のタワーレコード、通販サイト限定のものでした。
COUNTDOWN JAPANへの出場もあり彼らは注目を集めており、売り切れが続いていた模様です。
これを経て来る9月12日にタワーレコード全店舗での取り扱いが決定!
「売り切れで手に入らなかった」「遠くてライブを観に行けない」のような方にこれは朗報ですね。
何はともあれ、着実に全国区に知れ渡る存在になりつつあるthe shes gone。
メジャーデビューする日も近いのではないでしょうか?
「想いあい」はこんな曲
ここから「想いあい」という楽曲について見ていきましょう。
この曲の魅力は、「普通のギターロックのように聴こえて、最後まで聴くとそうではない」という点ではないでしょうか。
どういうことかと言うと、まずは曲の構成がポピュラーの概念から少し外れているんです。
一般的に日本のロック、ポップスの世界ではAメロ、Bメロ、サビの繰り返しがパターンとなっています。
それに対してこの楽曲はまず、Aメロとサビのメロディが全く同じです。
歌のテンションはそのままにバンドの抑揚で盛り上がりを付けているところもまた独特。
(普通はバンドと一緒に歌も上がるものですよね。)
そして1番が終わると、サビのメロディはラストの数十秒以外一度も出てきません。
しかも一番盛り上がるのはサビではないという、なんだかすごくカオスな展開。
でも、これも聴き流していたら気付かないのではないでしょうか。
それぐらい自然な流れで聴けてしまうから面白いんです!
ポストロックを彷彿とさせるバンド感
空気感を重視した瑞々しい音色のギター。
歌は溶け込むような柔らかい印象と、そのサウンドは「toe」などのポストロックを彷彿とさせるもの。
彼らのルーツはそういったジャンルにあるのかもしれませんね。
だとすれば、ポピュラーの枠にとらわれない楽曲の構成もそこから来るものではないでしょうか。
エンターテインメントとしての音楽というよりも、芸術としての音楽という表現が彼らにはよく似合っていますね!
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出典: 想いあい/作詞:兼丸 作曲:兼丸