だけど
あるがままの心で生きようと願うから
人はまた傷ついてゆく
知らぬ間に築いていた
自分らしさの檻の中で
もがいているなら誰だってそう
僕だってそうなんだ
出典: 名もなき詩/作詞:桜井和寿 作曲:桜井和寿
「だけど」の3文字が、転調による効果でしょうか、とても胸をうちます。
「心いためる様な時代じゃない」としてもそういうわけにはいかない。
人は本来優しいものなんだ。
だから、悩みもするし、傷つきもする。
「自分らしさ」について、考え、苦しんだり。
だけど、君となら共に悩んで乗り越えていける。
そのような意味ではないでしょうか。
詩を捧げるよ
愛情ってゆう形のないもの
伝えるのはいつも困難だね
だから darlin この「名もなき詩」を
いつまでも君に捧ぐ
出典: 名もなき詩/作詞:桜井和寿 作曲:桜井和寿
というように、愛についていろいろ言いたいのだけれど、直接言うのは難しい。
だからこの歌に愛のメッセージを込めて、君にを捧げるよ。
と、締められています。
多くのラブソングは「愛」を相手に囁くものですが、本曲は「愛」の現実を告げています。
いわば何も隠さない彼の心といえるのではないでしょうか。
自分の弱さや、汚さそんなものを彼女にさらけ出しているのです。
そして彼女の弱さも全て受けとめてあげるから、一緒に生きていこうと歌っています。
恋人よりももっと深い結婚を視野に入れた「愛」の歌ではないでしょうか。
現実の愛を受け止めよう
彼らの歌は、聴く者の心に寄り添う歌でありリアルな恋を描いたものが多いです。
その中でも本曲は、理想の愛通りにはいかない…。
けれど一緒に悩みを乗る越えていこう、という究極のラブソングではないでしょうか。
愛は言葉にすればするほど嘘っぽく聴こえてしまうものです。
だからこそ、真実の詩を彼女に捧げたのです。
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