シティポップ・シーンの中心にいる若手注目バンド「Yogee New Waves」

Yogee New Waves」というバンドをご存知でしょうか?

cero」「Suchmos」と並び、シティポップシーンの最前線で活躍しているバンドです。

2013年6月に当時大学生だった角舘健悟(Vo, G)と矢澤直紀(B)(2017年1月脱退)を中心として結成。

2人は小学校時代からの幼馴染であり高校時代よりファンクバンドなどで共に活動していた。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/Yogee_New_Waves

そんな彼らが2018年現在、結成からわずか5年足らずでメジャーデビューを果たしました。

今回の記事では彼らの歴史を楽曲とともに振り返りつつ、その魅力に迫ります。

Yogee New Wavesを知らない人も是非読んでみて下さい。

そもそもシティポップって?

Yogee New Wavesの魅力を分析!5年を経てメジャーデビューした彼等の足跡を曲と共に辿るの画像

そもそもシティポップとはどんな音楽ジャンルなのでしょうか?

1970年代後半から1980年代に隆盛を極めた、都会的なイメージが漂う音楽を指します。

一言で言ってしまえばお洒落な音楽です。

ちなみに上の画像は大滝詠一の出世作「A LONG VACATION」。

シティポップの代表作であり、歴史的名盤でもあるので是非聞いてみて下さい。

シティポップは90年代では下火となるものの「渋谷系」ムーブメントの一部として生き残りました。

そして2018年現在、「cero」「Suchmos」そして「Yogee New Waves」がシーンを牽引しています。

つまりシティポップは今日本において再評価され、かつ最先端の音楽なのです。

2014年4月9日 デビューe.p『Climax Night e.p』発売

Yogee New Wavesの魅力を分析!5年を経てメジャーデビューした彼等の足跡を曲と共に辿るの画像

SUMMER SONICの「でれんのサマソニ2013」の選考ライブで初ライブを行い、最終選考に選出される。

同年9月に出演したイベントの対バンGISANのメンバー粕谷哲司(Dr)と松田光弘(G)(2015年5月脱退)が加入[1]し、

同年11月に自主製作e.p『Climax Night』がライブ会場のみで発売されるも初回生産分は即完売となる。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/Yogee_New_Waves

これほど理想的なバンド活動のスタートがあるでしょうか?

出れんの!?サマソニ!?」と言えば、今では若手バンドの登竜門と言われているコンテストです。

文字通り夏フェスの代表格である「summer sonic」への出演をかけたもの。

惜しくもサマソニ出演には至らなかったものの、話題をかっさらう事になります。

その勢いもあったのか、デビューe.p「Climax Night e.p」がライブ会場で即完売です。

しかもこちらのe.pはメンバーが二人抜けた二日後にスタジオ録音されたものだとか。

しかしながらその完成度の高さから音楽ファン・評論家の注目を浴びるようになります。

バンドを志すものからしたら羨望の眼差しでしょう。

なかなかこれほど順風満帆なバンドも珍しいです。

それでは同e.pの収録曲「CLIMAX NIGHT」の動画を貼りますのでご覧ください。

CLIMAX NIGHT

デビューe.pながら、スタイルがほぼ確立されているのがわかります。

まさにシティポップと言うべき、爽快なポップチューンに仕上がっています。

ベースドラムギター心地よいアンサンブルを是非聞いてください。

ミュートを効かせたギターがリズムを刻んでいく演奏がなんとも素晴らしい。

思わずこのMVみたいに、一人街を練り歩きながら聞きたくなります。

決して新しい音楽ではないのにも関わらず、とても新鮮に聞こえるから不思議です。

かれらの音楽的素養スキルの高さメロディセンスがそうさせるのかもしれません。

少なくともシティポップの先に彼らがいる事はわかります。

2014年9月10日1stアルバム『PARAISO』発売

Yogee New Wavesの魅力を分析!5年を経てメジャーデビューした彼等の足跡を曲と共に辿るの画像

デビューe.pが話題を集めていたなか、間髪入れずに発売されたデビューアルバムparaiso』。

同年2014年にはフジロックにも出演を果たしたことで、さらに音楽ファンの注目を浴びることになります。

そして待望の作品として迎えられたこの作品もまた傑作となりました。

デビューe.pは自主製作でしたが、エンジニアにhmcの池田洋を迎えての制作。

第三者を制作に迎えることで、さらに音楽性に磨きがかかりました。

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