「EXIT」ってどんな曲?

EXILE【EXIT】歌詞の意味を深読みしてみる!闇に光が差すような”出口”をこの曲から探し出そうの画像

EXILEの曲「EXIT」は2005年にシングル曲でリリースされています。

その当時放送されていたドラマ「女王の教室」の主題歌としても注目を浴びました。

「女王の教室」では天海祐希が鬼教師、阿久津役で主演を務めました。

彼女が笑顔で華麗に踊るエンディングも印象強いものでしたね。

この曲の作詞者はAKB48などで有名な秋元康氏、作曲者は原一博氏です。

「出口」を示してくれる応援ソング

EXILEといえば、その甘い歌声の魅力を最大限に活かしたラブバラードソングも有名ですね。

今回紹介いたします「EXIT」は、優しく励ましてくれる応援ソングになっています。

曲のタイトル「EXIT」を日本語に訳すと「出口」

さまざまな事柄に悩みを抱えている人に対して、「出口」になりうるきっかけを与えてくれます。

歌詞を徹底解説!

大変お待たせいたしました。

それでは、「EXIT」の歌詞をとことん深読みして参ります!

その「自分」って、どんな自分?

誰にも目指しているゴールがある
初めて会う 新しい自分

出典: EXIT/作詞:秋元康 作曲:原一博

人生でも、受験でも、趣味でも、仕事でも。

どんな事柄にも、自分自身が理想とする、目指すべきゴールはあるはずです。

上に掲載した歌詞の2行目の「自分」とは、どの時間系列の「自分」なのでしょうか。

可能性としては2つ考えられます。

1つは、ゴールに到達して、昔と比べると劇的に生まれ変わった自分。

このように仮定すると、この曲は目標到達後の人生の素晴らしさを教えてくれる曲になります。

そしてもう1つは、ゴールを目指し努力を続け、良き方向へと進化(深化)していく自分

このように仮定すると、この曲は出口までの道標を示していてくれている曲になります。

この問いに対する正解は、後者が近いでしょう。

後に続く歌詞によって、どのような努力をすればよいかという方法が記されています。

悩むときの状況は、皆似ている

人の群れに流されてる
だれもかれも同じ顔で
今いる場所さえわからなくなる

出典: EXIT/作詞:秋元康 作曲:原一博

悩む人の多くは他人と比べることで自己嫌悪に陥るという悪循環を繰り返します。

他人の地位や経歴、境遇を自らに重ねて比べ、自分の人生の面白味のなさを嘆くことも…。

彼らの望むものは成功や達成による満足感、幸福感、充実感

その感動の大前提として、それらは他人が得てきたものとは少し異なるものである必要があります。

人間は自身と限りなく同じ、もしくは似ている人間に対して嫌悪感を抱くことがあります。

何か1つ漫画や小説、映画などを思い浮かべてみてください。

そっくりな髪色や性格のキャラクターが出てくることは、双子などの設定以外ほとんどありません。

「同族嫌悪」という言葉もあるほどで、やはりその人間特有の「個性」を求める傾向があります。

他人と比べてうらやましく感じながらも、そんな他人とは違った出口を求めている。

そういった矛盾(わがまま)が生じていることに対して、目を背けているということもしばしば。

悩みの原因や答えは、その多くが自分の中にあるのです!

周囲の雑音を、シャットアウト

そっと 瞳閉じてみれば
きっと 風を感じるだろう
今日から明日へ流れてる時間

出典: EXIT/作詞:秋元康 作曲:原一博