感情が揺さぶられる「TOMOSHIBI」
シンジュクディビジョンの代表チーム「麻天狼」。
メンバーはこちらの3人です。
- 女性恐怖症のホスト「伊弉冉一二三」
- 天才医師である「神宮寺寂雷」
- 悲観主義者の営業マン「観音坂独歩」
個性あふれる3人が歌う「TOMOSHIBI」は強い思いが感じられます。
それぞれ悩みがあって現実から目をそむけたくなるとき。
しかし生きていくためには前を向いて進まなければいけません。
自分の弱さを受け入れて、それに立ち向かう強い意志。
もがきながらも今を生きる懸命さ。
そして3人の団結力。
いろんな気持ちがつまった楽曲です。
もがきながらも今を生きる
困難も全てフローに変わる
どうにもならないことがどうにかなる
シンジュクの漁火が解き放つ
解き放つ 解き放つ
僅かな灯火でも まだ 光るなら照らしてくれよ
やるか! 逃げるなら前だ
揃ったこの刃 吐き出すマイヴァース
出典: TOMOSHIBI/作詞:GADORO 作曲:DJ KRUSH
3人で歌う最初のサビです。
生きていく中で悩んだり迷ったりすることがあるでしょう。
解決できないこともあるかもしれません。
どうにもならない思いを抱え込む人々。
麻天狼はそんな人たちを解放したいと思っています。
もし苦しみに押しつぶれされそうになったら?
そのときは逃げてもいいのです。
逃げた先できっと救われることがあります。
闇の中にいる人々を照らす希望の光が灯火なのです。
今を生きる現代人とリンクするようなフレーズ。
3人の強い思いが感じられます。
救いたい思い
救世主でありたい
たとえ私の足元が掬われても全ての人を救いたい
この願い 得体のしれないモノに蝕まれるような真似はさせない
失ったモノを数えるのは止めた
残された苦悩と戦うためだ
闇に隠れた筋書きの脱字 探し回る私という作品
出典: TOMOSHIBI/作詞:GADORO 作曲:DJ KRUSH
続いて寂雷が歌うフレーズです。
天才医師としての名がある寂雷。
苦しむ全ての人たちを救いたい思いが表れています。
自分に対して悪意が向けられることがあっても。
決して人々を見過ごすことはしないのです。
ときには助けられなかった命もあるでしょう。
救えなかった人々を思うと寂雷も胸が締め付けられます。
しかしそんな苦しみに縛られたままではありません。
失った命を胸に、前を向いて歩き続けるのです。
支えてくれる人
「狂い咲き奮い立つミュージカルを作り出す先生の存在が何よりの薬だ」
出典: TOMOSHIBI/作詞:GADORO 作曲:DJ KRUSH
独歩が語りかける1節。
悲観主義の独歩にとって寂雷は支えです。
自分を犠牲にしてでも人々を救う寂雷。
そんな寂雷の存在にみんな励まされています。
仲間と希望の道へ
私は 私自身を従える 大丈夫さ私には2人がいる
真っ直ぐに ただ真っ直ぐに
向かう迷宮壁からの脱出口
皆を助ける届け日本中に
2度と破れない金魚すくい
出典: TOMOSHIBI/作詞:GADORO 作曲:DJ KRUSH
再び寂雷が自身の思いを歌います。
どんなことがあっても救世主でありたい。
自分の身に何かが起こったとしても平気です。
なぜなら寂雷には仲間がいるからです。
一二三と独歩がいるからこそ前へと進み続けられます。
出口のないトンネルはない。
暗闇の中にいる人たちに光を届けたいのです。
最後のフレーズは救えなかった人を金魚に例えているのでしょう。
1度犯してしまった過ち。
そんな後悔はもう繰り返さないと誓っています。