こんなものじゃ君の胸は打ち抜けない
狙いをもう一度定め直して
囚われの君に照準を合わせて 最後は引き金を
出典: 003/作詞:清水依与吏 作曲:清水依与吏
と、銃がモチーフになっています。
これも「007」のスパイ要素を取り入れているようですね。
でも彼女を本物の銃で撃ち抜こうってわけではありません。
男女の営みの生々しい部分を銃に置き換えているんです。
銃で表現されることで余計アダルティ感が増します。
そんな歌詞を書いて、それを歌う伊与吏さんから色気を感じます。
聴いてるだけで脳天を撃ち抜かれるような気分にさえなります。
伊与吏さん自身はオマージュについてどう思ってるの?
突撃インタビュー
インタビュアーさん「003を『007』のジェームズ・ボンドに置き換えるならば、ミッションの遂行は厳しそうですね。」
伊与吏さん 「このジェームズは駄目ですよ。男女の間にある膜って、もしかしたらシンプルなことなのかもしれない。…」
出典: http://music.emtg.jp/special/20140303674f35fd5
と”このジェームズは駄目ですよ”と言ってます。
伊与吏さん自身もジェームズと置き換えています。
「007」のオマージュ部分もあるということなんでしょう。
そう思うと尚更、あの美しいボンドガールのような美女。
そして月の光も入らないような真っ暗な部屋で抱く光景。
これらを歌詞に反映してるということですね。
もう今すぐ007全シリーズ観たいです!
007のボンドガールと003
ボンドガールをアレンジ!?
007ではボンドガールと呼ばれる美しくセクシーな女性が出演します。
ボンドガールに選ばれることは女優さんにとって名誉。
そう語られるほどの女性なんです。
そして主人公のジェームズ・ボンドとのラブシーンを演じます。
「003」はそのラブシーンを伊与吏さん風にアレンジ。
そんなイメージで書かれているんじゃないかと思います。
僕の目の前にいる今の君は偽物だろ
出典: 003/作詞:清水依与吏 作曲:清水依与吏
という歌詞にはジェームズと対立する立場から寝返るボンドガール。
彼女に向けての言葉にも聞こえます。
敵国の女性を抱いたからと言って疑いを捨て切れることはないでしょう。
そして、この歌詞が別の意味にも捉えられるかな?
というのは、もう少しあとで触れていきたいと思います。
003ってなんの数字?
極薄
抱きしめて爪を立てて薄い膜から
君を連れ去ろうと 伸ばしきった腕から
出典: 003/作詞:清水依与吏 作曲:清水依与吏
ここまで生々しく表現されたら、もう分かりますよね?
0.03の薄い膜のアレですね。
いまはもっと薄いものもあります。
しかし、”0.03は1番オーソドックスな厚さかな”というのは個人の見解。
初めて003を聴いた10代の頃は、完全にアウトだと思いました。
18禁レベルの歌詞だなって。
でも、20代になったいま、この歌を聴いてみる。
そうするとあの頃とは違った角度から聴くことができます。
”ああ大人になったんだな”と自分の成長を感じることができます。
このフィーリングも曲の面白みですね。