グータラグータラグータラ女子じゃいけないの?
なんとかしなさいよ江戸っ子諸君
私は甘える生き物よ
一緒にグータラしないでね
出典: グータラ節/作詞:川谷絵音 作曲:川谷絵音
主人公は自分がグータラしていると自負しているようです。
彼女はいつもぼうっとしていますがそんな自分が嫌だとは思っていないのでしょう。
むしろそれで何故いけないのかと私たちに問いかけてきます。
そして「江戸っ子」、つまり男性たちに対して代わりにどうにかしろと言っているようです。
自分はグータラしているけれど、周りには同じになって欲しくない。
彼女の我儘な性格が伝わってくる歌詞です。
周りに甘えて自分は楽をしたいというのは自己中心的にも感じられます。
夢はキャリアウーマン
グータラグータラグータラ節を歌おうよ
夢ではバリバリ家事するキャリアウーマン
現実かけ離れちゃった
でもしょうがないわ
出典: グータラ節/作詞:川谷絵音 作曲:川谷絵音
「グータラ節」というのは、その名の通りグータラすることを肯定した歌なのでしょう。
しかし、主人公にとって今の自分が理想という訳でもないようです。
本当は家事もして外でも毎日忙しく働く女性を夢見ていたのでしょう。
格好いい女性の姿を思い描きながらも、理想には程遠い現在の自分。
彼女にとって今が好きというより、結果的に今の自分になってしまったということなのかもしれません。
眠るのが大好き
いつまでも眠っていたい
身体冷えるからベッドにいるね
身体冷えるからお風呂入るね
どこでだって寝れるから
結局ずっとおやすみしてた
グー
出典: グータラ節/作詞:川谷絵音 作曲:川谷絵音
ここではそんな彼女のグータラな部分が一番よく表されています。
室内の気温が低く、身体が寒くなってしまったのでしょう。
普通であれば暖房を付けて暖を取るなどの手段を取ります。
しかし彼女はそうではなくベッドで横になったり、お風呂に入ったりしたいのです。
何故なら、ベッドやお風呂ではくつろぎながら眠ることができるから。
彼女にとって寒いというのも口実の1つなのでしょう。
主人公にとっては、睡眠というのが何よりも優先順位の高いことのようです。
彼女にとって、眠るということが一番心地よいものなのでしょう。
自分だけじゃない
ドラマでも干物女をテーマにしてるくらい
私たち大衆的
みんなそうなのよ
私だけじゃないから大丈夫
出典: グータラ節/作詞:川谷絵音 作曲:川谷絵音
ここでは主人公が、そんなだらしない自分のことを正当化しています。
ドラマにも自分のような女性を題材としたものがあるくらいだから大丈夫。
そうやって自分自身に言い聞かせているようです。
別に自分は少数派ではなく、大衆派であるということを誇らしげに語っています。
もしかしたら彼女は他の人たちも、家では自分のようにだらしない生活をしていると考えているのかもしれません。
自分だけじゃないという事実を確認することで、自分を安心させているのでしょうか。
今の自分の生活が居心地の良いもので、自分のだらしなさに開き直っている彼女。
しかし心のどこかでは、そんな自分自身に対して後ろめたい気持ちがあるのかもしれません。
眠るのが幸せ
眠くても仕事へ
グーグーグーグーグー
眠気と今日も戦いながら仕事に行きます
グーグーグーグーグー
帰ったら干物に乾いてぬくぬくしよ
出典: グータラ節/作詞:川谷絵音 作曲:川谷絵音
どれだけ寝ても、毎日眠気と戦っている主人公。
それでも、身体を引きずるようにしながら毎日仕事へは行っているようです。
しかし朝の時点で彼女が考えているのは、仕事から帰ってきた時のこと。
主人公にとっての至福のひと時は、やはり家でグータラしている時間のようです。
布団に包まって眠るという幸福な時間を想像することで、仕事をどうにか頑張っているのでしょう。