秋山黄色【やさぐれカイドー】歌詞の意味を徹底解釈！モンスターの正体は？本当は誰に何を伝えたかったの

世の中から取り残され、自分の身体の感覚も不完全。

そう感じながら前に進むことをやめられない「俺」。

日常と希望に押し流されながら毎日を過ごしていきます。

そんな毎日を繰り返していると、日々見ているはずのものを見逃していることも。

この間までなかった建物がいつの間にか建っている。

ふとそれに気づいて誰かに聞きたいと思っても、聞く相手もいないのです。

楽しさと孤独、希望と苦悩を同時に抱えながら送るやさぐれた日常が綴られています。

時間と生活に追われるように生きる毎日。

そんな中で希望を捨て、目の前にあることだけを考えて生きられたらきっと楽なのでしょう。

けれど自分では制御できない希望が自分の中から消えてくれない。

退屈と未来への希望が、モンスターのように心の中に居座って膨れ上がっていく毎日。

そんな心境を聞いてほしいと思う相手は、夜中にふと思い出すような相手です。

つまらない話を何気なく聞いてほしい。

真面目な返事など必要ないのです。

こんな建物あったっけと何気なく言って笑えるような相手。

そんな誰かを思い出し、話したいと思う…。

思い通りにいかない日常をそれでも生きていく、そんな毎日。

退屈だと吐き捨てながら前を向くことをやめられない思いが、この一曲にはこめられているのです。

苦しみを赤裸々に吐き出しながら、それでも前を向こうとする秋山黄色の音楽。

希望と絶望の間で揺れながら生きていく姿に心を揺さぶられます。

ドラマ主題歌として発表された「モノローグ」は代表作の一つです。

また、独自の世界観が映像で表されるMVも必見です。

そちらの解説記事も是非チェックしてみてください。

辛い時ほど寄り添ってくれる、秋山黄色の世界に浸りましょう！