神曲「丸の内サディスティック」

まずはYoutube上にアップされている音源動画を聴いてみましょう。

元気いっぱいキレ気味の初期林檎さんがエッジィでステキです。

ただ林檎さん特有の巻き舌や喉の使い分け方はこの頃から健在。

バックグラウンドのジャジーさは、東京や都会の洗練された雰囲気と気だるさを醸し出しています。

アルバム「無罪モラトリアム」各曲での東京の表現も、あわせて楽しんでいただきたいところです。

ライブ動画を見てみよう

「下剋上エクスタシー」ver

「丸の内サディスティック」が収録されているアルバム「無罪モラトリアム」がリリースされたのは1999年。

翌年のツアー「下剋上エクスタシー」バージョンを見てみましょう。

4枚目のシングル「本能」を彷彿とさせるコスプレチックなコンセプトのステージと、まだ動き方にレパートリーがない林檎さんのフレッシュさ。

まさに満開前のモラトリアムを感じさせる時代です。

それでも年齢以上の貫禄と視野の広さには圧巻ですね。

東京事変ver

そしてこちらは東京事変ライブでの同曲。

色っぽさマックス、でも衣装はとても可愛らしいグリーンのドレスです。

とても洗練されたパフォーマンス、鍛え上げられた歌唱力は鳥肌モノですね。

そして最後に、メンバー変更後のとても落ち着いたライブバージョン。

歌手というよりも役者のような、まさにアーティストの林檎さんをお楽しみください。

「丸の内サディスティック」歌詞を紐解く

動画を楽しんだところで、歌詞の内容を掘り下げていきましょう。

何もない都会での唯一のよりどころは音楽

報酬は入社後平行線で
東京は愛せど何も無い
リッケン620頂戴
19万も持って居ない 御茶の水

出典: https://twitter.com/shena_ringo/status/857293205099782145

こんなにもガツンとくる歌い出しがあるでしょうか。

就職したけど食べていくためだけに東京にいる。

それ以外自分にとって東京には何の意味も、よりどころとするものもない。

東京や大阪などの都会はものが溢れかえってごちゃごちゃとしていますが、かえって自分の居場所を見つけ出すのはとても難しいです。

特に地方から上京してきた場合はより実感することかと思います。

そしてお金がないから欲しいギターのリッケンバッカー620も買えない。

欲しいものが買えない学生さんや、入社したてで同じ状況の方もいらっしゃるのではないでしょうか。

筆者はMac Book Airが欲しいです…。

狭い日常で没頭できる存在

マーシャルの匂いで飛んじゃって大変さ
毎晩絶頂に達して居るだけ
ラット1つを商売道具にしているさ
そしたらベンジーが肺に映ってトリップ

出典: https://twitter.com/SheenaJihen_bot/status/895451670850580481