椎名林檎のCD「ギブス」歌詞情報と動画再生回数はこちら♪

愛し合っている時には、今目の前にある愛を確かめるために「絶対」という言葉を使うことがあります。「絶対離さない」とか「絶対に裏切らない」とか。

でも、その時には本気だったとしても、愛が冷めてしまえば言葉だけが残ってしまい、あの時には確かにあった愛も嘘に見えてしまうことが嫌だと語ります。

恋愛している最中にも別れた後の未来のことを考えてしまう、主人公の女の子のどこか冷静な一面が映し出されています。

椎名林檎は、「死」についてとても敏感に感じ取ります。私たちは当たり前のように生きているのではなく、毎日「死」を潜り抜けて無事に生き延びているという感覚ですね。

そんな「死」というものを自然と受け入れているからこそ、明日なんてわからないと言い放ちます。

そして、今この時を大事にしているのが分かりますね。

カートというのは、90年代のシアトルサウンドを代表するアメリカのロックバンド「ニルヴァーナ」のボーカリストのことです。

そして、コートニーはその奥さんですね。

当時付き合っていた彼がニルヴァーナの大ファンだったから書いた歌詞のようです。

1番のサビでは「明日のことはわからない」とあり、ここでは「昨日のことは忘れちゃおう」と歌います。

この2つからも分かるように、椎名林檎は「まさに今この瞬間」を強く意識しているようですね。

そしてサビは繰り返されます。

昨日も明日も関係ない、今あなたを感じたいという強い想いが溢れています。

また、昨日も明日のことも考えたくないという傷ついた雰囲気も感じ取れます。

さらに「ぎゅっととしていてね」という言葉は「守ってほしい」という気持ちがあり、乙女らしい可愛らしさも感じることが出来ますね。

いかがでしたか？

「ギブス」のタイトルにはどういう意味があるのかと気になりましたが、椎名林檎曰く、深い意味はないそうです。

個人的には、ギブスは折れてしまった骨を治すとき固定するものだと思うので、あなたがギュッと包んでいることで心の傷を癒している。

あなた＝ギブスなのではないかと憶測しています。

あなたと一緒に居たいかわいらしい女の子の心境が描かれた「ギブス」。誰かに甘えたい時におすすめです。