あの話をしたいけど
「あの」「あれ」ばかりで誰も
分からなくてさ 君がいないと
全部悲しくなるから
だから言うんだ 綺麗事だと
分かって信じてるのさ


出典: 周波数/作詞:Saori 作曲:Saori

あのことについて話がしたいのに、誰も分かってくれません。

あの人ならば「あの」や「あれ」ばかりでも話が通じたのに…。

他の人では理解してくれないのです。

気持ちが通じていた人との別れはそれは辛いものでしょう。

あの心通わせられる会話をもう一度楽しみたい。

その思いは主人公の心を締め付けます。

本当はまた会えるなんて現実的なことではない、そう分かっているのに信じているのです。

せめて信じさせて欲しい。

そのほんのちょっとの希望を潰さないで欲しいという切なる願いが込められています。

1mmほどのその光が主人公にとっては大切な心の支えなのです。

まとめ

亡くなった人を思う曲

もう亡くなってしまった人を愛しく思っている気持ちを描いた曲です。

会いたいのにもう会えない…。

それはどうしてなんだろうと疑問を感じている主人公です。

もしかしたら見えない世界にいるのかもしれない。

ただ自分の目には見えないだけで本当はどこかにいるのかもしれないと信じたいのです。

そう思うことでその寂しさをどうにかしようともがいています。

死は人間の力ではどうしようもない出来事です。

でもせめてもの抵抗を示したい主人公の葛藤が描かれています。

きっとまた会えるという希望

愛しい人に会えない寂しさを感じつつ、また会えるかもという切ない希望によって支えられている主人公です。

そう思わないとやっていられないのでしょう。

それだけ大切な人の死に衝撃を受けているのです。

人の死を受け入れることは時に、大変なことがあります。

だからこそ生きているうちに思う存分その人との充実した時間を過ごすことが大切なのではないでしょうか。

いなくなってしまってからではどうしようもありません。

愛しい人といられるその一瞬一瞬を大切に生きていくことが大事だと教えてくれています。

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