人間が忘れていく生き物であることは、みなさん身を持って理解されているでしょう。

「立ち直れるかわからない」と思う出来事があっても、月日が経てばその傷も癒えるもの。

そのときの気持ちをそのときの様に感じることってきっと出来ないんでしょうね。

ここで表現されるのは、彼との日々を忘れていってしまうことに淋しさを感じる主人公。

だけど忘れていってしまうことは摂理です。

どうしようもないからこそ、余計に切なくなりますね。

アプローチをしないことがせめてもの気持ち

僕が勝手に想ってるくらい許してよね
ワガママももう云わない
電話もLINEもしない
だけど消さずにいるくらいわかってて欲しいよ

出典: セツナdays/作詞:shimamo 作曲:shimamo

一番では「思い出さないことが彼のためになる」と言っていた主人公。

ここに来て「勝手に想ってるくらい許してよね」という歌詞が登場します。

彼のためだとはわかっていても、好きな相手を思い出さないことなんて出来ません。

せめて自分からは彼へのアプローチをしないということでその気持ちに応えようとしていることが垣間見えます。

どこか、彼からまた連絡が来ることを期待しているようなそんな側面がまた切なさを募らせますね。

彼が去って行った理由

嫌われたくなくていい子にしてたけど
それが逆に君を不安にさせて
一人で大丈夫な女になってた…

出典: セツナdays/作詞:shimamo 作曲:shimamo

主人公は彼に嫌われたくなくて、強い自分を演じていました。

しかしそれを目の当たりにした彼が抱いた感情は「主人公に自分の存在は必要ない」というもの。

主人公の演じた強さが彼の存在意義を奪ってしまったのです。

僕は強いから平気
君も知っているでしょう?
だから「お前で良かった」って
云って手を振ったんでしょう?
得意なエガオで手を振って
泣き崩れた切なday
当たり前なんてないんだね
苦しいよ切なday

出典: セツナdays/作詞:shimamo 作曲:shimamo

最後にもう一度サビの歌詞が繰り返されます。

変わっているのが「当たり前なんてないんだね」という部分。

当たり前のようにそばに居てくれた彼を、実は不安にさせていた主人公。

当たり前だと思わず、もっと彼の気持ちに向き合えたのではないかという後悔が見え隠れしますね。

弱さをさらけ出そうにも、別れてしまった今となっては後の祭り。

彼の信じた自分の強さを裏切らないために、主人公はこの先も強い自分を演じていくのでしょうね。

まとめ

今回はshimamoの「セツナdays」を紹介しました。

主人公と彼が別れた理由、お互いの心理状況が具体的に表現されていて胸に迫るものがありましたね。

アーティストとして最も大切な「伝わる」という要素を十分に含んだ楽曲だということがわかりました。

メジャーのシーンで走り出したばかりのshimamoを今後も応援していきたいですね!

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