スリリングなテーマ

映画「スマホを落としただけなのに」の主題歌

ポルカドットスティングレイ【ヒミツ】歌詞の意味を徹底解説!主人公は一体何から逃げているの…?の画像

2018年10月15日に発売されたポルカドットスティングレイ(以下、ポルカ)の楽曲「ヒミツ」。

映画「スマホを落としただけなのに」の主題歌として制作されました。

この楽曲は、ポルカらしい期待を裏切らない独自性を持ったメロディが炸裂しています。

ところが注目すべきところは、楽曲のクオリティだけではありません。

映画「スマホを落としただけなのに」の主題歌だからこその魅力がたくさん詰まっているのです。

「ヒミツ」に込められた意味を知る上で、この映画の内容がヒントとなってきます。

まずはYouTubeに公開されている映画の予告からチェックしてみましょう!

タイトル「ヒミツ」に込められた意味を探る

スマホが誰かの手に渡ってしまった

思わず身震いしてしまうような内容ですね…。

「ただスマホを落としただけ」という状況から、物語が思わぬ方向へと進展していきます。

婚約関係にあるカップルが「とある男性」によって振り回される…。

他人事では済まされない身近なテーマであるからこそ怖いのではないでしょうか。

普段の何気ない日常で、スマホの内容が誰かに見られるなんて想像する機会はほとんど無いと思います。

思わず電車や飲食店に置き忘れてしまった時、初めて恐怖に見舞われるはず。

そんなとき、当たり前に「安全」だと思っていたスマホが「危険」なツールとして姿を変えます。

個人情報を引き出すことさえできれば、どんなことだってできてしまうでしょう。

スマホの中に隠された各々の「秘密」。

それに焦点を当てて制作された楽曲が今回ご紹介する「ヒミツ」なのです。

思わず息を飲むMV

一体誰から逃げている?

MVのストーリーも見逃せません。

映像をよく見ると、メンバー全員の小指に「赤い糸」が結ばれていますね。

通常「赤い糸」とは運命の相手と結ばれている証拠。

しかし、この「赤い糸」は「糸」というよりは「コード」のような硬い材質に見えるのです。

ここでは「赤いコード」と呼ぶことにしましょう。

ボーカルの雫が「赤いコード」に引き寄せられて迷い込んだ先には、とある男性の姿が…。

男性はめちゃくちゃ気味の悪い笑みを浮かべていますね(笑)

とても怖いです。

部屋の中には雫を始め、メンバーの写真が壁一面に貼られています。

まさしく「ストーカー」。

雫は男性から逃げるように駆け抜けます。

男性の正体が明らかになる

必死に逃げるも行き止まりで追い詰められた雫。

ニタニタと怪しい笑みを浮かべる男性がゆっくりと迫ります。

そこで雫がとった行動に注目です。

なんと、スマホを足で踏みつぶしました。

すると男性は青ざめた表情になり、周囲を埋め尽くしていた文字も次々と消えていく…。

男性が掴んでいた「赤いコード」はプツンと切断されました。

そう、男性の正体は「スマホ」を介して情報を盗み取っていたストーカーなのです。

まさか他人に見られてしまうなんて考えずに蓄積した自分のデータベース

それが男性の手に渡ってしまったのでしょう。

望まない相手とも「運命の赤いコード」で結ばれてしまう現代…ともいえますね。

信頼している「スマホ」が「凶器」となる瞬間を描いた映像なのではないでしょうか。

背筋がゾッとする内容でしたね。

殺人鬼から逃げ惑う

映画の内容を再現

ポルカドットスティングレイ【ヒミツ】歌詞の意味を徹底解説!主人公は一体何から逃げているの…?の画像

インタビューで雫は、映画の内容を反映した歌詞であると語っています。

ネタバレになってしまいますが、「スマホを落としただけなのに」にはとある殺人鬼が登場。

殺人鬼の男性がスマホを拾い、主人公カップルの女性側に関心を持ってしまうのです。

突然何者かが自分を追いかけてくるようになる。

しかもそれは、とある「特徴」を持つ女性ばかり狙う殺人鬼。

そんな状況での女性の心情が歌詞に綴られています。

想定外の現実