忘れることはない♪幸せへのスタートの前日

「あしたいろ」は2015年11月にリリースされたシングル。TBS火曜10時のドラマ主題歌でした。TBS火10枠ドラマは、主題歌も含めて徐々に話題になっていくドラマが多いですね。

ドラマの放送が終わってからも耳と心に残って、歌い継がれる曲が沢山あります。「あしたいろ」が主題歌になったドラマは、新しい世界への第1歩を踏み出そうとした女子が主人公です。

輝く日々が始まるはずだった

【あしたいろ/安田レイ】言葉の裏に込められた想いとは?!歌詞を徹底解釈!YouTubeでPVも検索♪の画像

安田レイさんが歌う「あしたいろ」が主題歌に使われたドラマのタイトルは「結婚式の前日に」でした。

100日後に結婚式を控えた女子が主人公でした。結婚式の約3ヶ月前と言えば慌しくても、キラキラとした幸せオーラがMAXな日々。

ところが香里奈さん演じる主人公に難治の病が見つかります。結婚式どころか、命さえ危ぶまれる状況に主人公が陥ります。

男手一つで子育てした父や子供時代に出て行った母、取り巻く人々の関係もストーリーを生み出す展開に目が離せませんでした。

もし自分がその立場になったらと考えると、想像もつかない重いテーマです。

でも登場人物たちは “逃げない” “乗り越える” “助け合う”を主軸に強制ではなく、自然に前を向いて歩いていました。

苦悩と名付けられてしまった運命。運命に操られた苦悩の先に絶対あると信じた、希望や未来を歌う「あしたいろ」の世界に焦らず迫って行きたいと思います。

明日の「あしたいろ」を決めるのは誰?

明日は 明日は どんな色だろう
晴れでも嵐でも 陽はまた昇る

止まぬ雨に濡れた花 息を潜め 舗道に咲いた
気づかれても 気づかれなくても 希望だけは曖昧なまま

ほら、また風が通り過ぎてゆく
花びら ひらひら 流されるままに
歩いてゆけば この道の先に
淡くかすんだ光も見えるのかな

出典: あしたいろ/作詞:Kenji Tamai・Izumi Soratani・Hidenori Tanaka 作曲:Masaki Ishihara・Kenji Tamai

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生活も歩く道も続いていると信じてた

結婚式の準備が終わり、当日の式も披露宴も無事終えて始まるはずの2人の新しい生活

夢を見ている訳では無く、しっかりと2人で歩み始めると信じていました。

明日がどんな色になるのかを決めるのは自分。苦しいことばかりがあった日でも、夜が明ければ朝日に輝く日が再び始まります。

道端の小さな花ですら、雨に耐えて希望の花を見せてくれます。

耐え抜いた花のように自分も生きたいけれど、心の中から不安をすべて消すことはできません。はるか先にある光を信じることで精一杯な感情が歌に溢れています。

もしカラオケで歌うなら、自主練をしてからにしましょう。歌の雰囲気を壊さないのが礼儀かも?? それ位ステキな歌ですね。

今の自分と向き合う勇気

背負った荷物 重すぎて 立ち止まって膝を抱いた
些細な声で凍える夜 温めあう笑顔の文字

出典: あしたいろ/作詞:Kenji Tamai・Izumi Soratani・Hidenori Tanaka 作曲:Masaki Ishihara・Kenji Tamai

難治の病は、生涯起こる出来事のなかで1番重い荷物と言えます。背負うのは自分、しかもその荷物はおろすことが出来ないかもしれません。

負けたくはないけれど身体が動いてくれない時もあります。自分独りで背負う荷物の重さは、隣にいる人ですらわかりません。

でも見守る笑顔で、今の自分と向き合う勇気と、荷物や心を軽くしてくれるあなたがいます。

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心を映す夜空の月

ほら、また月が顔を変えている
心は ゆらゆら 眠らない星見つめ
進んでゆけば 誰かの胸へと
何かキレイな想い出 届くのかな

出典: あしたいろ/作詞:Kenji Tamai・Izumi Soratani・Hidenori Tanaka 作曲:Masaki Ishihara・Kenji Tamai

月の満ち欠けが教えてくれる未来

目視できない新月から上弦へ、そして満ち足りた満月になり下弦からまた新月を繰り返す月の満ち欠け。その昔は暦の基準でした。

現代は月の満ち欠けをメンタルや体調の判断基準とすることが多々ありますね。

変わる月を見ることで未来を信じたい、瞬く星の輝きには終わりがないと信じたい。心は揺らいでいても、彩られた希望と未来は手の中にあると信じたい気持ちが、痛いほど伝わってきます。