安室奈美恵【Hope】歌詞を徹底解説！夢を諦めて欲しくないから…自分は独りだと感じているあなたへ

もう一度自分の心を問うて欲しいと「君」に願う主人公。

きっと今のこの悩んでいる状況も間違ってはいない、夢への必然な道のりで、全てがつながっているのだと歌っています。

「Hope」はこのフレーズで終わりを迎えます。

なぜ「帰る」ではなく「還る」なのでしょうか。

「還る」には紆余曲折を経て、原点に戻ってくるという意味があります。

「Hope」では夢を諦めてしまった「君」と、「君」との夢を諦め切れない主人公の葛藤の様子が描かれていました。

紆余曲折を経て、きっとまた二人で同じ夢を追いかけられる日がやってくる。

「還る」という言葉に、そんな思いを込めたのではないでしょうか。

最終的にこの曲の中では、「君」からの答えを聞き出すことができませんでした。

なぜ「君」の思いを描かなかったのでしょうか。

「Hope」は一貫して、主人公目線で物語が進行していきます。

一方的だと感じる方もいるかもしれませんが、それほど主人公にとって「君」という存在は大きいのです。

「君」がどんな状況であろうと、僕は味方だよ、そんなメッセージを表現するためだったのではないでしょうか。

この曲がONE PIECEの主題歌として起用されていたとき、物語は「WCI(ホールケーキアイランド)編」が放送されていました。

WCI編では、とある理由をきっかけに麦わらの一味にサンジ脱退の危機が訪れます。

それにはこれまで明かされてこなかったサンジの過去が関係しており、本心では一味を抜けたいとは思っていませんでした。

ルフィはサンジを連れ戻すため、必死の思いをサンジに叫びます。

ネタバレになってしまうので結末はここでは書きませんが、「Hope」はWCI編におけるルフィとサンジの関係によく似ているのです。

夢を叶えるためにはお前が必要だと叫ぶルフィ、本心ではないものの、ある理由から一味には戻ろうとしないサンジ。

二人はどうなってしまうのか、ぜひアニメとコミックスをチェックしてみてください。

解説の冒頭でこの曲は安室奈美恵とファンの絆を表した楽曲だと述べました。

惜しまれながら安室は2018年で引退。

ですが今まで築いてきたファンとの関係は終わりではありません。

これまでの思い出や曲は残り続けていく、そんな思いをこの曲は描いているように感じます。

主人公が「君」にずっと味方だと寄り添っていたように。

安室奈美恵という存在が、彼女の遺した楽曲が、きっとこれからも私たちの希望の灯となるでしょう。

2011年にリリースされたこの曲もONE PIECEの主題歌に起用されていました。

夢に向かっていく人たちへの力強いメッセージが込められています。

CDだけでなくライブDVDも数多くリリースしている彼女。

どれを選べばいいのか分からないという方もいるのではないでしょうか？

全部を購入できれば理想なのですが…。

この記事ではランキング形式でおすすめのDVDを紹介しています。

ぜひチェックしてみてください！