But still my dear if the end draws near what should I do?
If you hold me tight I'd feel all right but still be blue
But if a song were to play just for us for a moment
To take the heartache away

出典: この世の限り/作詞:椎名林檎 作曲:椎名林檎

『それでも、終わりが近づいた時にはどうすればいいの?

貴方と抱き合う間に得られるのは カリソメの安寧だけ

もし私たちの為に歌われる歌があるなら

それだけがきっと 私たちの哀しみを晴らすのでしょう』

 

終わりが始まり、とは言ったものの…。

やはりそこに伴う悲しみや別れからは逃れられないもの。

そんな時それに寄り添うような歌がもしあれば、きっとそれに向き合うことが出来るかもしれない。

悲しみや別れ、終わりを歌う曲に励まされたり、それをきっかけに立ち直れたり。

そんな経験を持つ方も、きっと多いのではないでしょうか。

歌のもつ幸せの力

Well then I'd say, I'll make a song for you
Nothing too old, and nothing too new
Sing to the light of day
You'll smile for me, we'll be happy that way

出典: この世の限り/作詞:椎名林檎 作曲:椎名林檎

『私は言った、貴方に今この瞬間の為だけの歌を創ろう

愛と栄光の日々の為に歌おう

貴方の笑顔で 私たちはきっと幸せになれる』

 

終わりを心配して、嘆いていては何も出来ません。

今この瞬間、たくさんの人と出会えていること、幸せな時間を過ごしていること。

その時間を幸せだと自身で感じることから、全てはきっと始まるのです

音楽や歌は、時としてそんな気づきを与えたりもしてくれるのではないでしょうか。

別れも出会いも、きっと幸せになる

終わりのその時、私なら…

Just turn away and take this point of view
Nothing is old, and nothing is new
When you look at me and say I'll forget you...

出典: この世の限り/作詞:椎名林檎 作曲:椎名林檎

『貴方は「いつか君のことなど忘れてしまう」と言った

それならば、もう一度新しく出逢いましょう

過去でも未来でもない その瞬間がきっと全て』

 

もし目の前に終わりが現れても、きっと大丈夫です。

それは新たな始まりの訪れ。

その瞬間の高揚した気持ちや、新しい出会いへの喜び。

それらを大事にする事で、出会いと別れへの考え方がきっと変わることでしょう

いつか必ず来る、最後の時に

If you were me who would you be when the sun goes down?
Two faces bright but I fear the night might come around
And if reflections appear from the past, all our moments,
Smiles, love and laughter, I fear..

出典: この世の限り/作詞:椎名林檎 作曲:椎名林檎

『貴方なら この世が終わる時にどうする?

幸せな私たちは迫り来る最期を恐れている

私たちの今の時間も、笑顔も、愛も

全て喪ってしまうことが恐ろしくて堪らない』

 

たくさんの出会いと別れ、喜びと悲しみ。

いつかはそれら全てを失う時が必ず来ます。

それはとても恐ろしいことですよね。

けれどそれを恐れているということは、言い換えればそれだけたくさんの幸せを得られたということ

たくさんの幸せを得て、それらが全て無に帰す瞬間。

『あぁ、楽しかった!』と言える生活を、貴方は今送れていますか?

出会いのその時、私なら…

And take this point of view
Nothing is old, and nothing is new
When you look at me and say
Nice to meet you, would you mind if I stay?

出典: この世の限り/作詞:椎名林檎 作曲:椎名林檎

『貴方は「初めまして、隣に居てもいい?」と言った

それならばもう一度新しく出逢いましょう

過去でも未来でもない その瞬間がきっと全て』

 

いつも会う友人も、家族も、学校や職場の人たちも。

1日1日、毎日が違う人間なのです。

私たちの毎日は新しい出会いの繰り返し。

そう考えるだけで、いつも会う人々との毎日の接し方も少し違ってきませんか?

昨日までは他人だったあの人も、盛大な喧嘩をしてしまったあの人も。

彼らとの昨日はすでに終わっているのです。

新しい彼らとの1日の出会いを、貴方ならどうしますか。

毎日少しだけ立ち止まって、貴方の周りの大切な人のことを考えてみて下さい。

それだけで昨日の貴方より少しだけ、きっと今日を幸せに生きていけるのではないでしょうか。