【鋼の羽根】について

2021年の4月にリリースされたRADWIMPSの【鋼の羽根】。

大塚製薬の"カロリーメイト"のCM「この世界で考え続ける人へ」編で起用されています。

野田洋次郎のソフトなボーカルに引き込まれてしまう音楽。

そしてピアノで始まる美しい音楽が印象的です。

【鋼の羽根】の歌詞の内容は勇気と強さ与えてくれる曲。

歌詞についてですが、野田洋次郎本人の気持ちを表したものだといわれています。

自分と戦い、強くなるという前向きな気持ちになれる歌詞

そんなRADWIMPSの【鋼の羽根】の歌詞をみていきます。

歌詞の意味を知ったら、この曲をもっと好きになること間違いないでしょう。

【鋼の羽根】歌詞に触れる

冒頭の歌詞

一人だけで生きていける強さを早く
手に入れる訓練の最中にあなたは

出典: 鋼の羽根/作詞:野田洋次郎 作曲:野田洋次郎

【鋼の羽根】の冒頭は力強いフレーズから始まります。

「何かを伝えたい」というメッセージ性を感じるフレーズですね。

ここでいう"あなた"とは誰のことを言っているのでしょう。

あなた=主人公の夢をさえぎる人です。

主人公はたった1人で生きていく力を身につけました。

しかし、あなたの存在がそれを邪魔していることがわかります。

主人公が今まで築き上げてきたもの、それは今のポジションや自分らしさかもしれません。

それを、あなたが邪魔をしたのです。

 ここでは、主人公は精神的にも経済的にも自立ができたといっているような気がします。

しかし、それが崩れてしまったのですね。

経済的にというところから考えると、一緒に仕事をしていた仲間が"あなた"ということも考えられます。

つまり"あなた"が 自分の将来や仕事を阻んでしまったと嘆いているのですね。

 主人公と”あなた”の関係はとても大きなものだったことがわかります。

固い意志の意味は

揺るぎないものがほしかった
壊れない意志がほしかった

出典: 鋼の羽根/作詞:野田洋次郎 作曲:野田洋次郎

この部分は主人公の気持ちを伝えているフレーズとなっています。

どんなことがあっても壊れないものが欲しかったといっていますね。

"あなた"とは一緒に仕事をしていた仲間かもしれません。

たとえ、仲間が離れていったとしても自分は変わりたくなかったのですね。

主人公は、仲間がいないからといって自分の心を壊すことはしたくなかったのです。

日々、生きていると迷うこともあるでしょう。

本来なら誰かがいなくなり自分1人であっても頑張って進んでいかなくてはいけません。

「頑張る」と決めていたのに、途中で心が折れてしまったことがわかります。

誰かがいなくても、迷いなく突き進める強さが欲しかったことが痛いほど伝わってくるフレーズです。

サビの最後のフレーズ

「僕」という意味がほしかった

出典: 鋼の羽根/作詞:野田洋次郎 作曲:野田洋次郎

ここに出てくる”僕”というのは野田洋次郎自身のことです。

このフレーズから、自分の価値とは何か?と問いかけていることがわかりますね。

この世で生活する中で自分の目標を見失っている自分。

もし、誰かに感謝されたり必要とされたりいていれば、そうは思わないかもしれません。

自分は一体何のために生きているのか、誰のために生きているのかがわからず自問自答しています。

このフレーズは過去形になっているので、以前はこのように思っていたということなのかもしれません。

つまり、今は自分がこの世で生きる意味というのを見つけられたのでしょう。

どんな夢?

枯れない夢がほしかった 「僕」という言葉がほしかった

出典: 鋼の羽根/作詞:野田洋次郎 作曲:野田洋次郎

さて、どんな"夢”が欲しかったのでしょうか。

目標を見失い、路頭に迷っている主人公がなげいているフレーズです。

主人公=野田洋次郎のこと。

輝かしい夢が欲しかったのでしょうか?

栄光が欲しかったのかもしれませんね。

何かを手にするためには、大きな目標に向かって突き進まないといけません。

どんなことが起きても壊れることのない、そして諦めることのない夢がほしいといっていますね。

また、自分の存在意義が欲しかったのでしょう。

そんなことがわかるフレーズです。

最後のフレーズが意味するもの