「神の雫」を探す青年
「神の雫」を探す青年・神咲 雫
「ONE DROP」は2009年に発売されたKAT-TUN9枚目のシングル。
初回限定盤のみ、PVとPVのメイキングDVDが封入されています。
亀梨君が主演した2009年1月のドラマ「神の雫」の主題歌でした。
ワイン評論家の父親に反発していた神咲 雫が、「神の雫」と呼ばれる幻のワインを追い求める物語です。
美しい亀梨君にうっとりでした
このドラマはもちろん見ていましたが、当時はワインには興味がなかったので内容はうろ覚え……。
覚えているのは亀梨君のデキャンタージュが素晴らしく美しかったということです!
デキャンタージュとは、ワインを空気に触れさせるため、別の器に移し替えることを言います。
「相棒」の右京(水谷豊)さんがよく紅茶を高い位置から注いでいますよね。
あれと同じことを亀梨君はワインでやっていたんです!
同じというか、ワインでやる方がずっと難しくてですね……。
亀梨君も「たくさん練習した」とテレビで言っていました。
思い出してるともう一度ドラマを見たくなって来ちゃいますね。
それはさておき、気になる歌詞を見ていきましょう。
「ONE DROP」の意味は?
男女の苦しい恋がメイン
歌のタイトルはドラマの主人公の名前から「雫=DROP」を採用した可能性が高いですね。
ワインの「一滴」「ひとしずく」などは「ONE DROP」と訳すことができます。
歌詞の中の「DROP」は大切な人の涙「TEARDROP」として描かれているようです。
ドラマは父親と分かり合えない雫の苦しみが描かれた部分が多かった印象があります。
××× LOVE DREAMIN'
ETERNITY HOPE AND BYE-BYE
BYE-BYE 孤独な日々よ
BYE-BYE 遠く過ぎた日々よ
守りたい 一雫
ONLY LONELY
YOUR TEARDROP
出典: ONE DROP/作詞:SPIN Rap詞:JOKER 作曲:t-oga/M.U.R
冒頭2行は、セリフです(こちらの説明は後述のPVのところまでおあずけ☆)。
この歌は、主人公が強い想いを伝えようとするメッセージ性の高い歌ですね。
孤独で辛いことばかりだった昔のことはもう忘れて、大切な人を守って生きていきたい……。
そんな決意がまず歌われています。
KAT-TUNはサビが最初に来る歌が多いんですよね。
「まず先に言っとくけど!」って、歌のテーマが提示されます。
失って気付く大切な人……
冷たい なんでこんなに冷たい?
胸の一雫 誰にもそっと流れてる
失うときまで 気づけない優しさ
この瞳(め)に映るよ
BYE-BYE 絡んだ糸を
BYE-BYE 過去の悲しみを
寂しさ どんな小さなキズにも
涙の理由(ワケ)
BYE-BYE 孤独な日々よ
BYE-BYE 遠く過ぎた日々よ
守りたい 一雫
ONLY LONELY
YOUR TEARDROP
出典: ONE DROP/作詞:SPIN Rap詞:JOKER 作曲:t-oga/M.U.R
この部分は、主人公が大切な人(彼女)を失った絶望が見えます。
一人でいると思い出すのは彼女の温もり……。
それを失い、自分の胸にぽっかり空いてしまった穴に気付いてがく然としているのでしょう。
失った途端に瞳の奥や脳裏に彼女との思い出が浮かんできます。
主人公は、彼女の「過去の出来事」を気にしてケンカしてしまったのでしょうか。
彼女がそのために悩んでいると気付かずに……。
だからこそ、主人公は走り出します。
「BYE-BYE」は、弱かった自分に向けられた言葉のようにも見えますね。
悩み抜いた主人公の結論は……
時のいたずら 振り回されたね
残る言葉さえ ずっと君を迷わせた
あきらめていいよ 強がらなくていい
君のせいじゃない
※中サビ省略
飢えたカラダのこの真ん中を
ひとすじに駆ける君の匂い
その夢を その涙で消せぬ想いを
揺れながら 迷いながらまだ
信じ続けてる
BYE-BYE 孤独な日々よ
BYE-BYE 遠く過ぎた日々よ
守りたい 一雫
ONLY LONELY
YOUR TEARDROP
出典: ONE DROP/作詞:SPIN Rap詞:JOKER 作曲:t-oga/M.U.R