すべては時間が解決してくれる
だまったままでいいよ 隠したままでいいよ
そのふるえる肩を僕にあずけてくれないか
出典: 未来惑星/作詞:吉岡聖恵 作曲:吉岡聖恵
これはイントロの部分です。
辛いことや悲しいことでもあったのでしょうか?
肩をふるえさせながら泣いている状況が想像できます。
ここで注目したいのは“僕にあずけてくれないか”という歌詞。
この曲の作詞作曲はボーカルの吉岡聖恵さんです
しかし、女性にもかかわらず僕という言葉を選んでいます。
男性らしい大きな存在、より広い世界というものを表現。
ここでいう”僕”とは未来惑星にいる自分。
つまり、近い未来の理想の姿を表出しているのではないでしょうか。
常識と理想の狭間で
世は無情で流れ流れ でもいつかはそのくやし涙
苦い痛いキズも連れてまわる
出典: 未来惑星/作詞:吉岡聖恵 作曲:吉岡聖恵
私たちは常識や社会通念といったルールに縛られながら生きています。
理不尽なことや納得できないことがあっても、それを我慢しています。
時には自分が許せなかったり、くやし涙を流すこともあるでしょう。
けれども、問題は時間が解決してくれます。
どんなに辛い思いをしても、時が経てば忘却されます。
その苦労が糧(かて)となって自分を成長させてくれるのです。
さあ、日記を破り捨て、スマホの電源を切りましょう。
忘れることで人はポジティブに生きられるのです。
僕たちはいつだって一人じゃない
まわるまわるの輪になって 笑顔をみせてよ
まわるまわるの輪になって 花よ開け
出典: 未来惑星/作詞:吉岡聖恵 作曲:吉岡聖恵
”まわるまわる”というフレーズは小学生でも分かるフレーズ。
上の歌詞からは手をつなぎ、輪になって笑っている姿が想像できます。
もしかしたら若い世代に向けたメッセージなのかもしれません。
どんなに苦しいことや辛いこと、悲しいことがあっても、
「一人じゃないんだよ」
「みんながいるんだよ」
だから一緒に前を向いて頑張っていこう!
という優しくもありたくましくもあるメッセージが受け取れます。
欲しいのは“つながり”
いつだって僕らは ただ手を取り合って 分かち合いたいだけ
ふさぎ込んだ心も 隠さなくてもういいから
出典: 未来惑星/作詞:吉岡聖恵 作曲:吉岡聖恵
嬉しいことや楽しいことはみんなで共有したい。
それなのに悩みや心配事を一人で抱えこんでいませんか?
一人で解決できる楽観的な人はいいでしょう。
しかし、同じ思考の繰り返しで出口の見えないラビリンスに突入。
未解決事件となってしまうケースも多いのではないでしょうか。
自分の弱みは赤の他人には見せたくないかもしれません。
しかし、自分の弱みを見せることができる人こそ剛毅な人物です。
歌詞のように分かち合うことができればどれだけ楽にか。
どれだけ救われるでしょうか。
イエスキリストは言いました。
”人はパンのみにて生きるにあらず”。
お金ではなく人生の目的を探求することが大事なのです。
大切な人ほどすぐそばにいる
いつだって忘れちゃいけないんだ 君がいてくれるから
この惑星(ほし)は深呼吸して 明日を迎えられる
出典: 未来惑星/作詞:吉岡聖恵 作曲:吉岡聖恵
取るに足らないささいなことに追われていると大切なものを見失います。
よく「大切なものは失ってから初めて気づく」と言われます。
しかし、失ってからでは遅いのです。
覆水盆に返らず。
だから一番大切なものは常に大脳新皮質に留めておかないといけません。
自分にとって大切な人、自分のことを理解してくれる人がそばにいる。
たったそれだけで、どれだけ生きやすくなることでしょうか。
もしかしたら、未来惑星にいる自分はこう考えているかもしれません。
「今、一番近くにいる人をもっと大切にしなさい」と。