「四季折々に揺蕩いて」とは?
この記事では、「四季折々に揺蕩いて」の歌詞の意味やMVを紹介していきます。
「四季折々に揺蕩いて」は2018年の8月2日にYouTube上にて公開され、After the Rainが発表しました。
古風な和風のメロディーと、美しい日本語の言い回しがふんだんに使われている少年の切ない恋の歌です。
After the Rainのファンである筆者が、歌詞の表面上だけではなく、After the Rainの結成時の思いなども踏まえながら解説していきたいと思います。
美麗MVの視聴はこちらから!
和風な少年少女が登場する、ハッと息を飲んでしまうような美しいミュージックビデオとなっています。
After the Rainとはそもそも何者?
After the Rainはそらるとまふまふで結成されたユニット
After the Rainは、ニコニコ動画出身のアーティストである、そらるとまふまふが結成したユニットです。
基本は、作詞作曲はまふまふ担当。MIXマスタリングはそらるが担当と分業しながら曲作りをしています。
まふまふは、ネガティブな曲を書くことを得意とし、歌唱では男性とは思えないほどの高音ボイスを軽々と出す所が特徴です。
そらるは、ゆったりとした深みのある声が特徴で10代の女子を中心に絶大な人気を誇る。アニメ『ダンガンロンパ』のエンディングにも起用されたことがあるほどの実力者です。
After the Rainの結成された経緯
元々、ニコニコ動画で活動しているアーティスト(歌い手)として、そらるとまふまふはソロで活動していました。
After the Rainとして活動を始める前に、そらるとまふまふがコラボした動画が人気となっていました。
そらるとまふまふをセットで呼ぶ意味の「そらいろまふらー」という呼び方も自然発生的に出てきました。
二人で活動していることが特別なコラボではなく、パートナー的存在になっているような感覚が、そらるとまふまふのファンである筆者としても感じていました。
公式のような非公式のような曖昧な形で、『アフターレインクエスト』と『プレリズムアーチ』の2枚のコラボCDを発売した後、2016年にAfter the Rainとというユニットとして活動することを発表したのです。
そらるとまふまふの活動への決意
After the Rainは、事務所に所属せずに活動をしています。
音楽系の事務所に所属することが普通なのですが、フリーとして活動しています。
それは「誰にも自分たちの音楽を侵されたくない」という強い思いからだと考えられます。
After the Rainが活動を開始すると発表した時の放送で、そらるはこう述べていました。
「まふまふと組んでもソロでやっていた頃と何も変わらない。今までやっていたことは何も辞めない」
まふまふも同じようなことを言っていました。
元々お互いソロ活動をしていたため、ファンの中にはどちらか単独を応援したい人もいるわけです。
また、無理やりに合わせて同じ活動をするのではなく、各々が自由に活動をすることで、After the Rainがより良いものになっていくという考え方のようです。
「大人の意見に振り回されることなく、自分達の手でライブやCDも作り上げていきたい」
まふまふは力強くそう言っていました。
「四季折々に揺蕩いて」の歌詞の意味を徹底解釈
口に残る
ずっと好きでした
恋い焦がれている時間など
ボクにないのだ
間違っても 間違っても
「君は恋しちゃいけないよ」
バレないように耳打ちした
あの日は遥かの空
出典: 四季折々に揺蕩いて/作詞:まふまふ 作曲:まふまふ
ここからは本題の歌の解釈をしていきます。
歌の冒頭は、少年が恋した少女と過ごした日々を回想するという形で始まります。
この歌に出てくる少年と少女は生きる世界が違うと考えられます。
「ここから先は違う世界だから」
「好きだという気持ちすら言えなかった」
といった世界観を補足するような文章が挟まれます。
見たところどちらも妖怪などの類ではなく人間の様です。
ではなぜ少年は「好き」と言えなかったのでしょうか?