福山雅治の楽曲「Squall」について
ではまず初めに、今回紹介する福山雅治の曲である「Squall」についてお話しします。
「Squall」は、1999年11月17日にリリースされた福山雅治の中でも通算14枚目となるシングル「HEAVEN/Squall」に収録された曲です。
この曲は福山雅治が作詞作曲をしたのですが、元々は歌手である松本英子のために作られた曲なのですよ。
ではなぜ福山雅治が歌ったのかというと、彼がリリースした「Squall」は松本英子のセルフカバーだからです。
「Squall」は女性目線で書かれているので、松本英子の世界観を見出せるようなメロディや歌詞になっています。
そんな彼の松本英子に向けた提供曲である「Squall」ですが、実はこの曲は2011年に開催された福山雅治の年末ライブである『福山☆冬の大感謝祭 其の十一』の、開催前に行われたリクエスト投票で1位を獲得した曲なのですよ!
そして「Squall」は、オリコンチャート・ランキングにもランクインしています。
週間オリコンチャート・ランキングでは堂々の1位に、1999年11月度月間オリコンチャート・ランキングでは16位にランクインしました。
続く1999年12月度月間オリコンチャート・ランキングでは2位に輝き、2000年度年間オリコンチャート・ランキングでは21位を獲得しました。
この曲は、非常に切ない恋心が女性目線で描かれています。
福山雅治の甘い歌声と美しいメロディは、聴く人の心を揺さぶります!
「Squall」の歌詞を読み解く
キレイに笑う君が微笑むから嬉しくなるよ
さっきまでの 通り雨が
ウソみたいにキレイな空
そんなふうに 微笑むから
いつのまにか うれしくなるよ
出典: Squall/作詞:福山雅治 作曲:福山雅治
まずは、こちらの歌詞から見ていきましょう。
これは「Squall」の中でも一番初めに歌われる歌詞になっています。
ここでは、"キレイな空"と微笑んだ笑顔の意味が掛けられているように見えるのがわかりますね。
つまり、通り雨のように機嫌が悪かった君は、まるでウソみたいに機嫌が良くなってキレイな空のように微笑んでいるということが歌詞で表現されています。
天気と"君"が比喩的な表現をされているということです。
哀しいくらいに恋をしている
私 恋をしている 哀しいくらい
もう隠せない この切なさは
もっといっしょにいたい ふたりでいたい
叶えて欲しい 夏の憧れ
出典: Squall/作詞:福山雅治 作曲:福山雅治
次に、こちらの歌詞を見ていきましょう。
これは「Squall」のサビとなる部分ですが、ここでは抑えきれないほどに恋をしているという気持ちが真っ直ぐに歌詞で表現されているのがわかりますね。
そして"もっと一緒にいたい"という素直な気持ちの中に、相手がどこか遠い存在のように感じる切なさが歌詞からも伝わってきます。
つまり、一途な片思いがここではストレートに表現されているということです。
はしゃいだ帰り道はとても寂しくて
汗をかいたアイスティーと撮りすぎたポラロイド写真
あんなふうにはしゃいだから
帰り道がさみしくなるよ
夕焼け染まる駅のホーム
手を振る貴方遠くなっていく…
出典: Squall/作詞:福山雅治 作曲:福山雅治
そして、こちらの歌詞に注目していきましょう。
ここでは、2人が遊んでいるようなシチュエーションが想像できますね。
そして楽しかった2人の時間の帰り道は、とても寂しくなると真っ直ぐに歌詞で表現されています。
この歌詞からも、胸が締め付けられるような切なさがわかります。
"また遠い存在になっていくの…?"と言わんばかりに遠くなっていく彼の姿が、帰り際の電車で表現されています。
とても切ないですよね。
切ない恋心に思わず共感してしまう歌詞が魅力
このように、「Squall」の歌詞はとても切ない恋心が歌詞で表現されているということがわかりました。
片思いを経験した方なら共感できる、とても純粋な恋心が描かれています。
ぜひ一度、聴いてみてください!