しかし一途な愛にも、不安がまったくない!というわけではないようで…。
自分の想いは永遠に続くと思っていても、相手は同じだろうか。
そんな不安がよぎることもあるのでしょう。
そんな風に不安になるのは、きっと2人で一緒にいられない「5日」のせい。
どんなに相手のことを想っていても、やはり一緒にいられない5日間は幸せだと思えないようです。
だから、ずっと一緒にいてほしい。
お互いにそれを願っているはずなのに、それを相手に伝えることはできません。
自分の素直な想いを、自分自身の「わがまま」だと飲み込んでしまっています。
互いに遠慮し合って、その本音を飲み込んで、なんだかもどかしい恋愛が続いていますね。
2人の想いが報われる時はくるのでしょうか…。
この楽曲中では、その結末にまで言及されていません。
「ゼロ」は魔法の数字
心の底から相手を考えているカップルの物語。
お互いに純粋な気持ちで想い合っているのに、なぜかその気持ちは完全に通い合っていません。
そこには相手を大好きだからこそ、相手を深く愛しているからこその、思いやりや気遣いがありました。
お互いに同じことを想い合っているはず…それなのに、なぜか不安で言い出せない…。
なかなか進展させられない2人の関係のもどかしさも感じられましたね。
また会えるまでのたった5日間…いや、されど5日間。
その間に感じる寂しさ、哀しさ、もどかしさ…すべて感じずに過ごせればいいのに…。
付き合いたてのカップルなら、さらに一緒に住んでおらず会える日が限られているカップルなら、痛いほどわかるでしょう。
そんな時に思い出したのが、小学校で習った算数。
すべてをなかったことにできる「ゼロ」を掛けてしまえば、全部なくなるのかもしれない。
単純にみえてなかなか思いつかない、不思議な発想がとても面白いですね。
まとめ
あたたかな恋愛ソング、『ゼロのままでいられたら』を解説してきました。
相手を好きだから一緒にいたい。相手を好きだから言えない。
結婚していない、同棲もしていない、初々しさを感じさせる2人が織りなす恋の物語を解説してきました。
恋人に会えず辛い日々を送っている人はぜひ、彼らが教えてくれた「0」という考え方を取り入れてみてはいかがでしょうか。
もしかしたら会えるまでの長い日々が、少しずつ前向きに過ごせるようになるかもしれませんよ。
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同じアルバムに収録
『ゼロのままでいられたら』と同じミニアルバムに収録された楽曲『コーヒーとシロップ』。
社会人から連想される「コーヒー」という単語がタイトルにつけられており、遊び心が感じられますね。
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