ペガサス幻影(ファンタジー)そうさ夢だけは
誰も奪えない心の翼だから

出典: ペガサス幻影/作詞:竜真知子 作曲:松澤浩明 山田信夫

どんなに辛く、長い戦いでも、夢や希望だけは失わない。

それが聖闘士の誇りであり、心の魂なのです。

もし、自分たちが負けてしまったら、この世はどうなるんだ?

闇と暴力が支配する世の中だけには、させられない。

だから、コスモは、いかなる強大な敵が現れても決して消えたりしません。

ペガサスの翼がある限り、決して心折れることはないのです。

1番の歌詞は、聖闘士のあるべき姿を連想させています。

このあと、サビの歌詞は全聖闘士、並びに星矢を鼓舞するものへと続きます。

地上の愛と正義のために

聖闘士星矢少年はみんな
聖闘士星矢明日の勇者
聖闘士星矢ペガサスのように
聖闘士星矢今こそはばたけ

出典: ペガサス幻影/作詞:竜真知子 作曲:松澤浩明 山田信夫

星矢たち聖闘士は、みんなの希望の星なのです。

私たちが困った時に、必ずや現れてくれる。

そして、見事に悪を殲滅させてくれます。

だから、みんなは彼らを応援しているのです。

彼らの平和への祈りがある限り、星矢たちは戦い続けます。

切なる願い無垢な祈りが聖闘士たちに力と勇気を与えてくれます。

地上の愛と正義を守るために、聖闘士たちは立ち上がるのです。

この世の邪悪がすべて消し去るまで。

星矢たちは、戦い続けるのです。

戦士の宿命

どこまでも輝く空に
おまえだけの星座をめざせ

出典: ペガサス幻影/作詞:竜真知子 作曲:松澤浩明 山田信夫

歌詞に出てきた星座。これは星矢を守る星座を表しているのでしょう。

星矢の守護星座は「ペガサス」。まずはペガサスについて紹介します。

ペガサスはギリシャ神話に登場する、架空の生き物(幻獣)です。

全身、真っ白で胴に2枚の大きな翼を持っています。

不死」の象徴ともされている通り、作品の中における星矢の象徴とされています。

つまり、夢や希望、信念を持ち続ければ、命ある限りいくらでも叶う、ということです。

主人公である星矢は、それを掴むためにペガサスの星座を追い求めます。

広い大空を、ペガサスの翼が生えたかのように飛び回れるからです。

それが、ペガサスの星座の元に生まれた、自分の宿命だと信じているからです。

だから、どんな困難な局面になろうとも、決して諦めることはしません。

そんな彼の思いは、次の歌詞へとつながっていきます。

アテナに殉じる

その日まで負けられないさ
命賭けて挑んだバトル

出典: ペガサス幻影/作詞:竜真知子 作曲:松澤浩明 山田信夫

聖闘士が、命を賭けて守る人。それが女神「アテナ」です。

地上の愛と正義を守り、司る代行者がアテナなのです。

そのアテナに危険が及ぼうとしたとき、彼は敢然と敵に立ち向かいます。

それが、自分の実力よりもはるかに上の相手だったとしても。

地上に愛と平和が訪れるまで、彼の戦いは負けることを許されません。

だから、星矢の戦いはいつも生死の間をさまよいます。

でも、信じる者の心の支えが、彼に奇跡を与えてくれます。

心の小宇宙(コスモ)を最大限に燃やして、奇跡を起こすのです。

アテナに殉じたその日から、星矢に安息の日はありません。

小宇宙(コスモ)を高めるために、厳しい試練を乗り越えていくのです。

この翼ある限り

ペガサス幻影誰もが夢みる
自由という翼広げ駆けてゆけ

出典: ペガサス幻影/作詞:竜真知子 作曲:松澤浩明 山田信夫

星矢の使命。それは地上の愛と正義を守り通すこと。

そして、絶対神と仰ぐアテナに忠誠を誓うこと。

そのためには、ペガサスの翼を広げて荒野を駆け抜けるだけなのです。

決して、悪の手によって、この世を支配されてはならない。

地上の人々に、自由と平和を絶やさぬために。

星矢は、アテナの名の元に駆け巡るのです。

曲はここで2番のサビに入ります。

聖闘士は、一人で戦う