「オリエント」とは言葉としては東洋、特に中近東あたりを指す言葉です。
日本まで極東にはならないけれど、ヨーロッパ諸国から見るとずいぶんと東寄りの地方を指します。
この言葉の意味を踏まえつつ楽曲「オリエント」を見てみると、この楽曲はノスタルジーを描いたものだな、ということが感じ取れます。
上京して都市に出てきた人間にとって、故郷というのはいつも郷愁を誘う場所であり、それはヨーロッパに暮らす中近東の人たちが感じる気持ちと相通じているのかもしれません。
歌詞としてはおそらく東京に出ていった人間の、心の奥にある故郷を想う気持ちについて書かれているように感じます。
go!go!vanillasのメンバーは地方出身の人がほとんどなので、空を見上げて故郷に繋がっていることにホッとしたり、ホームシックを感じたりしたことがあるかもしれません。
自分が生まれ育った場所と比べると外国に来たんじゃないかというほどに文化や考え方も異なる都会の地……。
そこでつい故郷を思って懐かしむのは砂漠から故郷に思い馳せるキャラバン隊のようなのかも。
地方都市と東京では、一見すると言葉も“日本語”で通じているし、同じ日本という国の中じゃないか、と思えそうです。
しかし実際に生まれ育った土地を遠く離れて暮らすと、同じ日本であっても大きな違いや違和感を抱くこともあるんですよね。
昔、東京を“東京砂漠”と歌った作品がありましたが、この「オリエント」も都会に感じる乾燥した空気に、異邦感を嗅ぎ取って作ったのではないでしょうか。
おわりに
2018年でメジャーデビューしてから3年。
独特の世界観とノリの良いリズムで人気を博しているgo!go!vanillas。
今や人気急上昇中の彼らが、今後どのように大きくなって、多彩な面を発揮していくのか楽しみで仕方ありませんね!
今後の彼らの活躍から目が離せません!!
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