ここまでくると、タイトルの【桜色】という言葉の意味も変わって聞こえてきます。
これはただ楽しいだけの恋の曲ではないのです。
当然、主人公は相手に対して特別な気持ちを抱いています。
淡い恋をしていることは確かでしょう。
しかしそこから発展していくことはないのです。
相手は主人公の気持ちにすら気づいていないでしょう。
これは、恋が始まってすらいないということを意味します。
しかもこの恋は始まる前に終わりを迎えてしまっているのです。
あまりに短い恋という意味でも、命の短い桜の花のようですね。
淡い諦めの気持ち
ひらりふわり 君への想いが桜色に変わる
出典: 桜色/作詞:知 作曲:知
主人公は当初から【桜色】の気持ちを抱いていたわけではないようです。
歌詞を見ると、主人公の気持ちが【桜色】になったのは相手との別れを知ってから。
しかも歌詞には桜が舞うような描写があります。
これは切なく恋が散っていったことを示しているのではないでしょうか。
諦めを知って初めて、恋が美しく浄化されていくような感覚。
この曲でいうところの【桜色】は「恋への諦め」を示しているのでしょう。
しかし気持ちだけは前向きです。
桜は毎年花をつける植物。
主人公もまたどこかで会える日を願って、しばしの別れを受け入れているようです。
まとめ
【桜色】の歌詞を解説しました!
なんとも切なく、それでも美しい曲でしたね。
MVと合わせてみると余計に、春らしい気持ちになります。
この曲を聴けば、色々な別れなども優しい気持ちで乗り越えていけそうですね。
さて、OTOKAKEでは他のサイダーガールの歌詞解説も行っています。
サイダーガール【ばかやろう】歌詞の意味を解説!大人になるってどういう事?最低なことに出会った時は…? - 音楽メディアOTOKAKE(オトカケ)
2019年12月にリリースされた「ばかやろう」は「SODA POP FANCLUB 3」のアルバムに収録されています。タイトルとは裏腹に内容は爽やかな青春ストーリーが歌われています。彼らの歌う「大人」や「最低なこと」とは何なのか?サイダーガールが歌い上げる青春を徹底解説していきます。
これはサイダーガール【ばかやろう】の歌詞説記事です。
【桜色】とはまた異なる雰囲気の同曲。
「大人になる」という誰もが通ってきた道を描いています。
大人が聞けば若さを思い出し、若者が聞けば共感できる曲でしょう。
その歌詞に込められた意味を徹底解説しています。
ぜひサイダーガールならではの世界観に浸ってください。
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